環境パフォーマンス
省エネルギー・温暖化防止
1. 電力
電力の使用量は、昨年度より1.2%増加しました。
増加要因としては、六甲台地区では教育研究の高度化、 充実のための校舎の増築及び改修に伴う照明設備の増加並びに大電力を使用する実験装置の導入、 楠地区では大電力を使用する診断装置の導入が考えられます。
省エネ対策としては、昼間の消灯、エアコンの温度管理及びフィルター清掃の徹底を図っており、 この結果、校舎の増改築に伴う増加分を除けば前年度に比べ減少しました。
今後も継続して使用量の削減に努めます。
※15年度の六甲台地区の使用量は六甲台2に集約している。
2. 都市ガス
都市ガスの使用量は、昨年度より2.4%増加しました。
増加要因としては、六甲台地区における教育研究の高度化、 充実のための校舎の増築及び改修に伴うガスヒートポンプエアコンの増加が考えられます。
省エネ対策としては、ガスヒートポンプエアコンの温度管理及びフィルター清掃の徹底を図っており、 この結果、校舎の増改築に伴う増加分を除けば前年度に比べ減少しました。
今後も継続して使用量の削減に努めます。
3. 重油
重油の使用量は、昨年度より2.1%減小しています。
減少要因としては、蒸気コンベクターで暖房している室をガスヒートポンプエアコンで空調することに切替えている室が増加してボイラーの負荷が下がっていることが考えられます。
今後も温暖化への対策として個別エアコンへの転換を図ります。
4. 温室効果ガス排出量
温室効果ガスとは、京都議定書で定められた二酸化炭素、メタン、 一酸化窒素及びフロン3物質を言います。
神戸大学では、空調機器を撤去する場合、フロンガスは破壊回収しています。また、 稼働中の空調機器や実験等で発生するものは量の把握が困難であり微量と考えられるので、 ここではエネルギーの使用に伴う二酸化炭素排出量に関してのみ示すものとします。
算出方法は、電力、都市ガス、重油の使用量に環境省地球環境局の 「事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン」による換算係数を乗じた量を集計したものです。
排出量については、兵庫県環境の保全と創造に関する条例第142条の2に基づき作成した特定物質排出抑制計画で平成12年度の原単位排出量 (71.0kg/m2) より毎年、原単位当たり1%削減することを目標としていますが、平成17年度の結果は、 校舎の増築や改修による照明及び空調設備等の増加に伴い、総排出量が1.2%、原単位当たりの排出量が1.2%前年より増加しています。
排出量の増加については、六甲台地区の校舎が改修前は講義室の照明が現行基準より不足し、 空調設備もない状態であったのを教育研究環境の改善のため整備したこと並びに楠地区の附属病院では医療の高度に伴う空調負荷の増大が大きく影響しているのでやむを得ないことでもありますが、 これに安住することなく運転管理において無駄を省くべく利用者に対する啓蒙活動を推進します。
※平成15年度は六甲台地区の電力使用量を区分していないため六甲台2に集約している。