トピックス
「エコロ」について
国際文化学部 3年生 山本拓也
環境サークル「エコロ」は神戸大学の学生を中心とした環境サークルです。
日常から環境の改善を考えるキャンパスエコロジーから、世界へと視野を広げた勉強会まで、環境と名のつくあらゆる事象に手を伸ばし貪欲に環境問題について考え、実践しています。
これまでの主な活動
ビオトープ
生態系の保存・校内美化の見地から、工学部にビオトープを設置し、希少な生物種の生育を見守っています。ビオトープは、人の手によらないで生態系が機能することが理想的という見方がありますが、現在の私たちの管理しているビオトープでは一定の生物種の定着は確認できるものの、まだ当初予定したほどの多様性は確保できていない状態にあるといえます。今後も試行錯誤を繰り返し、少しでも生態系の回復に貢献できるよう努めていきます。



六甲祭での環境活動
例年にならって、今年も六甲祭実行委員の方たちと協力して、六甲祭で環境負荷の低減と環境啓発のアピールを兼ねた活動をする予定です。
- 分別指導
- 模擬店への生分解性トレー・国産間伐材割り箸の斡旋
- トレーは農学部の農場にて堆肥化させていただく予定です。
- エコ店舗(トレーを使わない店舗)の推奨
- アートゴミ箱のデザイン募集
- ゴミのポジティブなイメージを喚起させるようなデザインを公募し、実際に製作し、六甲祭での使用を予定
環境活動を通して

環境という問題は一枚岩ではない、ということを強く実感しています。環境問題が人類の直面している重大な問題の一つだという意識が共有されていても、環境問題を実践に移す場では、必ず人と人との交渉が伴い、そうした場では経済的/政治的/その他の利害関係が複雑に絡み合って、必ずしも環境を最優先することができる状況ではないことがほとんどです。そのような場では環境問題の理論、知識よりも、むしろ人を説得し、やる気を喚起させるような、説得方法や人間的な魅力が必要なスキルになります。