環境保全推進センターの活動環境学入門の開講

環境保全推進センターが開講している「環境学入門」は、選択必修科目になり4年目を迎えました。講義はほぼすべての学部から環境に関する教員が参画し、オムニバス形式で実施されました。担当者と内容は、以下の通りです。

1 10月6日 イントロダクション 西山 覚(工学研究科)
2 10月13日 環境と生態系 丑丸 敦史(人間発達環境学研究科)
3 10月18日 環境と地域 林 美鶴(内海域環境教育研究センター)
4 10月27日 環境と人体 堀江 修(天理医療大学)
5 11月10日 環境と生命 星 信彦(農学研究科)
6 11月17日 環境と化学 梶並 昭彦(工学研究科)
7 11月24日 環境と資源・エネルギー 石田 謙司(工学研究科)
8 12月1日 環境と法・行政 島村 健(法学研究科)
9 12月8日 環境と経済 竹内 憲司(経済学研究科)
10 12月15日 企業における環境対応 末次憲一郎(神戸大学安全衛生・環境管理統括室)
11 12月22日 環境倫理とは何か 松田 毅(人文学研究科)
12 1月5日 環境とコミュニケーション 米谷 淳(大学教育推進機構)
13 1月12日 神戸大学の環境対応 吉村 知里(環境保全推進センター)
14 1月19日 人類社会の発展とエコロジー 西山 覚(工学研究科)
15 1月26日 全体総括 牧 秀志(環境保全推進センター)

本講義では、講師全員により分担執筆された書籍「環境学入門」(神戸大学環境管理センター環境教育専門部会編、アドスリー刊、2011年)を教科書に用いて講義が行われています。また、「企業の環境対応」と題する講義では、例年、一般の方も参加できる公開講義として開催しており、平成27年度は本学安全衛生・環境管理統括室の末次憲一郎教授より、松下電器産業株式会社在職中に主導した、鉛フリーはんだ製品の量産実用化について講演いただきました。

受講者数は、1,000人を超える希望者に対して抽選を行い、最終的に200名以上となりました。今後とも広範にわたる「環境」をターゲットとして、若い世代に環境に対する極めて多様な知識の習得を目指す教育活動を行っていきたいと考えております。