環境に関する教育研究とトピックス [トピックス]減装(へらそう)ショッピング白書

減装(へらそう)ショッピング 私たちNPO法人ごみじゃぱんは、神戸大学経済学部の石川ゼミ生を中心に活動しています。普段のお買い物の段階から容器包装の少ない商品を選ぶことで、無理なくごみを減らすことのできる、「減装(へらそう)ショッピング」を進めるため、メーカーや小売店などの企業、お買い物をする消費者に対してさまざまなアプローチを行っています。NPO法人として、両者をつなぐパイプのような役割を担っており、毎週の定例会議で行われる「推奨」と呼ばれる作業から、数々の環境イベントへの出展まで、幅広い活動をしています。

日々の活動

レトルトカレーの推奨作業風景
レトルトカレーの推奨作業風景
毎週の定例会議では、直近のイベントの準備や推奨作業など、たくさんの課題がテーマとなります。推奨作業とは、商品カテゴリーごとに容器包装の少ない商品を設定し、「減装(へらそう)商品」として推奨する、というものです。スーパーなどに並ぶ、同カテゴリーの商品を全て用意し、フタや包み紙など、容器包装のパーツごとの重量を一つ一つ細かに計測していく作業です。一見すると地味ですが、「減装ショッピング」には欠かせない作業となっています。

行政や小売店との連携

年に十数回、神戸市を中心に、愛知県名古屋市や岐阜県大垣市など、各地で行われる環境イベントに宣伝ブースを出展させていただき、お買い物ゲームなどを通して、消費者の方々に私たちの活動について知っていただく活動もしています。

また6月には、大阪府豊中市減量推進課の協力で、市内を走るごみ収集のパッカー車約50台に、ごみじゃぱんの宣伝ポスターを貼っていただくことができました。

企業との取り組みと展望


ヤマザキパンホームページより
私たちはさまざまな企業と協力・連携し、ごみじゃぱんの活動や減装商品をより多くの方々に知ってもらうと同時に、減装商品の知名度向上を後押ししていただいています。スターバックスさんとマイタンブラーキャンペーンを実施したほか、日本ハムさんと住友ベークライトさんの協力で、焼き豚の容器包装の包装量を減らすことができました。最近では、山崎製パンさんが全国展開するバターロールに減装マークを印字することにも成功しました。今後もこのように企業とのコラボレーションなどを通して、活動を全国に広げていきたいと思います。