環境に関する教育研究とトピックス [トピックス]環境学入門における「第5回環境報告書を読む会」

本学で作成している環境報告書を学生に広く知ってもらい、学生からの意見を今後の環境報告書の作成や環境保全活動に反映させるため、平成23年度から開催しています。

平成26年度からは、環境学入門の講義の中で環境報告書を題材にした授業が行われ、昨年度は平成28年1月12日に鶴甲第1キャンパスB210教室にて、環境保全推進センターの吉村先生により行われました。水の循環に関すること、ごみに関すること、エネルギーに関すること、環境報告書に関すること等について講義が行われ、授業の終盤には受講生が「神戸大学の環境報告書の良い点と改善点」についてレポートを提出しました。

  • 「環境学入門」授業の様子

レポートに記載された環境報告書に関する改善点に対する取り組み内容は下記の通りです。

意見 取り組み内容
グラフやグラフの数値を大きくした方が良い。 「環境報告書2016」ではグラフを見やすいように数値を大きくしました。(P.24~26,P.27,28
環境報告書ガイドラインとの対照表を作成したほうがいいのでは。 環境報告書ガイドラインの対照表を記載しました。(P.38
環境報告書をもっと知ってもらい、省エネルギーに協力してもらうよう呼びかけるべき。 エネルギー使用量MAPを作成し、2016年度より学内へ通知しました。また環境報告書ダイジェスト版を配布することにより、多くの方に本学の実情を知っていただけるよう努めていきたいと思います。(P.23
ホッかる弁当の回収場所を認識できるように宣伝すれば回収量が増えるのではないか。 回収場所を多くの方に知っていただけるよう、ホッかる回収箱MAPを掲載しました。また平成27年度の回収率はH26年度に比べて下がりましたが、(セロハンがはがしにくいことにより)容器の形状を元に戻すことにより、回収率が上がればと思います。(P.33
地域との関わりが薄いと感じた。地元と協力した取り組みがあるなら載せてほしい。 兵庫県多可郡多可町における「地域創生」連携事業についての記事を掲載しました。(P.14
学生に対する環境報告書の知名度の低さ、環境への関心が無い学生にも意識させる広告等が必要。 教職員だけでなく、学生にもわかりやすいような環境を意識してもらう広告手法(SNSの利用等)についてさらに検討していきます。
上記はPDF版のページ番号です。