神戸大学の環境パフォーマンス省エネルギー・温暖化防止

①エネルギー使用量

平成27年度に使用した電気、ガス、重油等のエネルギーは約87万GJ(※1)となります。
(※1:「エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則」第4条に基づき電気、重油、ガス等を発熱量に換算した値)

  • 電気

    電気
    70,153千kWh 0.3%増加

  • ガス

    ガス
    4,081千㎥9.6%減少

  • 重油等

    重油等
    44㎘8%増加

(平成26年比)
866,306GJ

エネルギーの使用量としては平成26年度と比較して2.2%削減しました。ポートアイランド3地区においては、延床面積4,540㎡のアネックス棟が稼働したことによりエネルギー使用量が増加しましたが、その他の地区においては減少しています。またエネルギー使用量を建物延床面積で割った単位面積当たりのエネルギー使用量を示しております。平成26年度と比較して4.3%減少しました。主な要因はガス使用量の減少が考えられます。

  • 表1 エネルギー使用量 ( GJ )
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度
    六甲台第1キャンパス 43,062 41,710 39,305 40,310 40,023
    六甲台第2キャンパス 254,960
    252,521 250,525 239,791 229,554
    鶴甲第1キャンパス 27,979 27,357 27,735 26,731 26,045
    鶴甲第2キャンパス 17,962
    18,334 18,090 17,798 17,743
    楠 地区 481,414 477,834 480,007 503,763 482,855
    名谷地区 14,324 13,141 13,979 13,591 13,298
    深江地区 29,791 28,322 28,572 26,547 25,215
    住吉1 3,128 3,182 3,457 3,614 3,927
    明石 3,207 2,661 2,598 2,867 2,270
    大久保 1,127 1,079 1,128 1,052 1,204
    ポートアイランド3 2,841 6,321 9,491 9,814 24,172
    合  計 879,795 872,462 874,887 885,878 866,306
  • 図1 エネルギー使用量

    図1 エネルギー使用量

②CO2排出削減量

神戸大学においては、平成23年度よりCO2排出量の削減に向けて、高効率空調・照明への更新、冷蔵庫の廃止、更新、集約化、学生・教職員への環境意識啓発(環境キャラバン、環境改善キャラバンの実施、エネルギーの見える化装置の導入、温度計付きマグネットの配布)等、CO2排出量に密接に関連するエネルギー使用量の削減に取り組むとともに、3R活動(リデュ-ス、リユース、リサイクル)の推進による可燃ごみの減少によりCO2排出量が削減され、合わせて年平均570CO2トン(平成23年度からの平均値)削減することができました。

  • 図3 CO2排出の削減量

    図2 CO2排出の削減量

平成23~平成27年度におけるCO2排出量の削減目標を、平成16年度(国立大学法人化初年度)を基準とし、延床面積あたり15%削減を目指して、学生や教職員と一体となって取り組みを実施してきました。しかしながら、新たな教育研究活動に必要な機能確保および高度先進医療の推進等さまざまな活動により、平成27年度の延床面積当たりのCO2排出量は平成16年度を基準として11.3%(9.23 CO2トン/千㎡)減少にとどまりました。

  • 図2 キャンパス別エネルギー使用量

    ※電力排出係数は平成16年度電気事業者係数を使用し、対象範囲は六甲台地区、楠地区、名谷地区、深江地区で算出

    図3 CO2排出削減量(千㎡当たり)

③電気使用量

平成27年度の電気使用量は、前年度より全体で228千kWh(0.3%)増加しました。

主な要因は、
 ・平成26年度末にポートアイランド3地区において新しい実験棟が稼働したことが考えられます(ポートアイランド3地区において1,465千kWh増加)。

今後も学内の省エネ活動や啓発を行うとともに、建物の改修時に高効率機器を採用し省エネに努めます。

  • 表2 電気使用量 ( 千kWh )
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度
    六甲台第1キャンパス 3,701 3,580 3,363 3,615 3,642
    六甲台第2キャンパス 21,386 21,065 21,058 20,309 19,802
    鶴甲第1キャンパス 2,584 2,504 2,557 2,474 2,444
    鶴甲第2キャンパス 1,820 1,858 1,834 1,809 1,803
    楠 地区 32,484 32,816 33,178 36,557 35,982
    名谷地区 1,185 1,049 1,136 1,107 1,101
    深江地区 2,568 2,483 2,492 2,380 2,263
    住吉1 289 307 335 356 385
    明石 238 247 237 226 164
    大久保 100 96 100 81 91
    ポートアイランド3 292 650 977 1,011 2,476
    合  計 66,647 66,655 67,267 69,925 70,153
  • 図4 電気使用量

    図4 電気使用量

④都市ガス使用量

平成27年度のガス使用量は、前年度より全体で431千㎥(9.6%)減少しました。

主な要因は、暖冬の影響(神戸の平均12月~3月の平均気温が平成26年度に比べて1.4℃上昇)、及び楠地区における熱源機器の運用改善が考えられます。

今後も学内の省エネ活動や啓発を行うとともに、建物の改修時に高効率機器を採用し省エネに努めます。

  • 表3 都市ガス使用量 ( 千㎥ )
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度
    六甲台第1キャンパス 137 134 144 112 100
    六甲台第2キャンパス 927 943 998 923 806
    鶴甲第1キャンパス 49 53 62 57 49
    鶴甲第2キャンパス 3 2 2 1 1
    楠 地区 3,685 3,531 3,501 3,298 3,013
    名谷地区 61 64 64 62 57
    深江地区 51 54 38 37 30
    住吉1 5 4 4 3 3
    明石 5 5 6 14 15
    大久保 0 0 0 5 7
    ポートアイランド3 0 0 0 0 0
    合  計 4,923 4,790 4,819 4,512 4,081
  • 図5 都市ガス使用量

    図5 都市ガス使用量

⑤重油使用量

平成27年度の重油使用量は、前年度より全体で3.37㎘(8%)増加しました。

主に深江地区の吸収式冷温水機に使用しており、夏期における使用量が影響し増加しました。

  • 表4 重油使用量 ( ㎘)
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度
    六甲台第1キャンパス 0 0 0 0 0
    六甲台第2キャンパス 0.17 0.17 0.24 0.22 0.49
    鶴甲第1キャンパス 0 0 0 0 0
    鶴甲第2キャンパス 0 0 0 0 0
    楠 地区 0 0 0 0 0
    名谷地区 0 0 0 0 0
    深江地区 58.00 39.60 62.72 40.90 44.00
    住吉1 0 0 0 0 0
    明石 16.00 0 0 0 0
    大久保 0 0 0 0 0
    ポートアイランド3 0 0 0 0 0
    合  計 74.17 39.77 62.96 41.12 44.49
  • 図6 重油使用量

    図6 重油使用量