環境に関する教育研究とトピックス

トピックス

カーボンニュートラル推進本部の活動について

カーボンニュートラル推進本部長 玉置 久

(1)「脱炭素社会の推進に関する包括連携協定」の締結について

兵庫県では2050年カーボンニュートラル実現に向け、2022年3月に「兵庫県地球温暖化対策推進計画」を改定し、2030年度の県内の温室効果ガス排出量を2013年度比で48%削減することを掲げています。この目標を達成するためには、温室効果ガス排出量の割合の大きい産業・業務部門の脱炭素経営および県民の意識変革が重要な課題と認識しています。

本協定において、神戸大学、兵庫県、神戸新聞社、IGESおよび三井住友銀行の5者が相互に連携し、脱炭素化に関する知見や技術を活用することで、事業者および県民の脱炭素化の機運醸成を図り、地域経済の活性化および競争力の強化に貢献していきます。

締結式の状況

(2)カーボンニュートラル推進本部キックオフミーティング「気軽に楽しくカーボンニュートラル」を開催

2023年3月17日 (金) に、神戸大学六甲台キャンパス眺望館 V.School にて、カーボンニュートラル推進本部キックオフミーティング「気軽に楽しくカーボンニュートラル」を対面とオンラインを併用した形式で開催しました。会場とオンライン合わせて55名の皆さまに参加いただきました。

カーボンニュートラルの先にある将来、温暖化と共存するための取組・活動・研究をはじめ、カーボンニュートラルに関連する様々な話題についてフランクに語り合うことを目的に、教員4名と学生1名による話題提供に続いてフリーディスカッションを行い、カーボンニュートラルに対する理解が深められる場となりました。

イベント後のアンケートでは、イベント開始前に比べて「2050年のカーボンニュートラルは実現可能」と回答した人の割合が増加した他、「2050年にカーボンニュートラルでは遅すぎる」と回答した人の割合も増加するなど、カーボンニュートラルに対する参加者の意識の変化が見られました。

今後は自治体や企業等をお招きし、カーボンニュートラルに対する理解や意識のさらなる向上とともに、カーボンニュートラルに向けての具体的な取組についての議論や情報交換を目的としたシンポジウムの開催を予定しています。

キックオフミーティングの状況