カーボンニュートラル推進本部長 玉置 久
(1)「カーボンニュートラル推進本部シンポジウム」を開催
2024年3月19日(火)に、神戸大学六甲台キャンパス六甲ホールにて、「カーボンニュートラル推進本部シンポジウム」を対面とオンラインを併用した形式で開催しました。会場とオンライン合わせて67名の皆さまに参加いただきました。
教育、研究・社会共創、キャンパスの3部門から、これまでの活動が報告されました。教育部門からは人の体温調節機能を利用した教室空調のエネルギー使用量削減可能性について、研究・社会共創部門からは建物のエネルギー消費パターンの分類について具体的な活動内容も講演がなされました。パネルディスカッションでは、今後の取り組み、カーボンニュートラルの実現に対する大学の役割、地域連携などについて議論するとともに、会場参加者からもご意見をいただき、カーボンニュートラル実現の困難さと多面的な取り組みの必要性を再確認する有意義な場となりました。
(2)五者協定による脱炭素社会の推進に関する包括連携協定シンポジウムが開催
2050年カーボンニュートラルの実現に向け2023年2月より、神戸大学、三井住友銀行、地球環境戦略研究機関(IGES)、神戸新聞社及び兵庫県の五者が協定を締結し、地域の脱炭素化推進のため、連携して取り組んでいます。
カーボンニュートラル推進本部シンポジウムの後、同会場にて、五者連携協定のシンポジウム「2050年カーボンニュートラル社会~私たちはどうすべきか~」を対面とオンラインを併用した形式で開催しました。
まず、神戸大学先端スマート技術研究開発センター鈴木特命教授による基調講演「デジタル技術を活用した空調省エネ制御の取り組み」が行われました。続いて、県内で活動している学生や高校生による活動報告やパネルディスカッションが行われ、カーボンニュートラル社会に向けた取り組みについて議論がなされました。