環境に関する教育研究とトピックス

環境に関する研究

Kobeプロジェクトにおける環境に関する研究

附属中等教育学校 12回生 野口向日葵
13回生 福田 煌晟
指導教諭 高木  優

神戸大学附属中等教育学校では、総合的な探究(学習)の時間でKobeポート・インテリジェンス・プロジェクト(Kobeプロジェクト)に取り組みます。その中で、3年生から6年生は1人1テーマを設定し、様々な探究手法を用い、1年かけて論文を作成します。3年生から6年生までの十数名で構成される講座「協同ゼミ」では、生徒同士のディスカッションを中心に、研究を深めます。高木が担当する講座では、2名の生徒が環境に関する研究を行いました。13回生の福田煌晟は、2023年11月に「水素・未来エネルギー技術研究センター」が神戸大学に設置されたのをきっかけに、「神戸市における水素エネルギー産業の発展と提案」をテーマに、化石燃料使用量抑制につながる水素エネルギーの産業の推進について、企業、神戸市、大学との産官学連携から考察しました。12回生の野口向日葵は、本校のSSHに係る探究的活動の1つであるFIT(Future Innovator Training)のESDFoodプロジェクトをきっかけに、「プラントベースフードを普及させるためには」をテーマに、持続可能な世界を形成するプラントベースフードが世に受け入れられるために必要な要因について研究しました。その際に国立情報学研究所(NII)の協力のもと、楽天市場商品レビューデータを活用し、消費者のプラントベースフードに対する反応を分析しました。

本研究を担当した福田は令和5年12月17日(日)実施の兵庫地理学協会・12月特別例会において、多くの研究者に向けポスター発表しました。また、野口は株式会社トモノカイが主催する自由すぎる研究グランプリに応募しました。

福田による兵庫地理学協会・12月特別例会での発表の様子
福田による兵庫地理学協会・12月特別例会での発表の様子
野口の研究ポスター
野口の研究ポスター