人間発達環境学研究科 准教授 田畑 智博
人間発達環境学研究科 准教授 大野 朋子
人間発達環境学研究科 准教授 村山留美子
2023年9月7日~8日に、鶴甲第2キャンパスB棟にて、公益社団法人環境科学会2023年会が、公益社団法人環境科学会の主催、本学大学院人間発達環境学研究科の共催として開催されました。本研究発表会では、環境問題の解決や持続可能な社会構築に資するため、理系・文系様々な研究分野を持つ研究者が一同に集まり、専門分野を超えた極めて学際的な取り組みや研究成果が報告されています。
神戸大学で開催された本大会では、口頭発表とポスター発表合わせて、約150件の報告がありました。口頭発表では、計18テーマのセッションが組まれ、「脱炭素」、「再生可能エネルギー」、「気候変動・暑熱対策」のような国際レベルや地域レベルを対象とした持続可能性に関するテーマ、「ライフスタイル」、「行政・政策」のような持続可能な制度設計に関わるテーマ、「化学分析」、「化学工学」のような持続可能性を実現するための技術開発や安全性評価に関わるテーマなど、幅広い分野において最新の研究成果が報告されました。意見交換や議論も活発に行われ、相互理解と研究のさらなる発展の貢献に寄与することができました。また、研究者が主催する7テーマのシンポジウム企画も合わせて開催され、こちらも多くの議論がかわされました。
研究発表会のサイドイベントとして、9月7日に日本学術会議公開シンポジウム「気候変動・生物多様性損失と人間の健康・社会」が、鶴甲第2キャンパスB棟とオンラインのハイブリット形式で開催されました。こちらは現地参加とオンライン参加合わせて約90名が参加しました。
会期期間中、本大会には日本全国から約220名が参加しました。本学からも教員・学生合わせて14件の報告がありました。研究発表会では優秀な発表を行った学生に対して表彰が実施されており、本学からは2名の学生が受賞しました。
公益社団法人環境科学会2024年会は、9月9日~10日に開催予定です。公益社団法人環境科学会および研究発表会の詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。(https://www.ses.or.jp)