気候変動・感染症リスク下において持続可能な食糧生産システムの確立

農畜産物の安定生産を脅かす気候変動や感染症といった地球規模の課題に対応するためには、分野横断的な研究の推進と国際的な連携の強化が不可欠です。本プロジェクトは、植物病理学・遺伝育種学・園芸学・動物免疫学の4領域を基盤として、国際共同研究を先導する先端的研究拠点を構築・発展させることを目的としています。具体的には、次の研究課題に取り組みます。

  • 新たな作物病害への対抗:コムギいもち病に代表される越境性の新病害は、近年、世界の食料安全保障を大きく脅かしています。本研究では、植物の病害抵抗性発現機構を解明し、国際的に拡大する病害に迅速に対応可能な抵抗性育種の実現を目指します。
  • 環境適応メカニズムの解明: 雑種強勢の分子基盤、栽培化の過程、さらに乾燥・高温・低温・塩害などの環境ストレスへの適応機構を明らかにします。加えて、東南アジアの研究機関と連携し、イネの栄養元素含量に関する共同調査を進めることで、栄養改変育種に向けた基盤研究を推進します。
  • 新研究領域の創成:植物と動物の免疫研究に共通する原理に着目し、構造解析等の最新知見を活用した比較研究と学術交流を推進します。さらに、欧米や豪州のトップレベル研究機関と連携し、遺伝子同定やタンパク質機能解析などの先端技術を相互補完的に活用することで、新たな学際的研究領域の創成を目指します。


以上の取組を通じて、各研究領域の相乗効果を最大限に発揮し、農畜産物の安定生産に資するとともに、将来の国際共同研究を主導し得る次世代研究者の育成を推進します。

 

プロジェクト期間

2025.04.01 ~ 2028.03.31

SDGs

  • SDGs2
  • SDGs13
  • SDGs15

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