ナノコーティングが再生する環境未来都市共創拠点 (co ko nano) 【JST 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)】ココから、ナノコーティングの力で、美しく、強く、しなやかな街へ

プロジェクトリーダー メッセージ

ココから、ナノコーティングの力で、美しく、強く、しなやかな街へ。

プロジェクトリーダー:神戸大学 大学院工学研究科 准教授(高等学術研究院 卓越准教授) 杉本 泰

阪神・淡路大震災から30年以上が経過した神戸市は、インフラの一斉老朽化や過酷な沿岸環境、脱炭素社会に向けたエネルギー循環の確立など、都市特有の複合的な課題に直面しています。

本プロジェクト『ナノコーティングが再生する環境未来都市共創拠点(co ko nano)』では、神戸大学を中心に研究開発を進める先端ナノコーティング技術を核とし、地域の企業・自治体・市民が一体となった産学官共創プラットフォームを構築します。再塗装頻度の低減によるインフラ長寿命化とCO₂排出削減を同時に実現するほか、塗料そのものがエネルギーを生み出す『創エネ塗料』などの革新技術の社会実装を目指します。

 拠点概要とビジョン「Re:Paint KOBE」

阪神・淡路大震災の復興過程で集中的に整備されたインフラの老朽化、紫外線や潮風による建造物の劣化、産業活動に伴うCO₂排出の抑制など、神戸市が抱える課題に対し、従来の「壊して作る(スクラップ&ビルド)」から「既存の街を守り生かす(ストック型)」都市整備への転換を図ります。

01. Respect

今ある街を、大切に

大規模な建て替えではなく、既存インフラを守り長寿命化する「ストック型」の都市整備へ転換します。

02. Redesign

環境と経済活動の両立

CO2排出抑制と資源ロスの削減を両立し、地球環境を守りながら経済成長を実現する持続可能なモデルをデザインします。

03. Regenerate

自らエネルギーを創り出す

インフラ維持や非常時に必要なエネルギーを外部電源に頼らず創出する「自律型エネルギー供給基盤」を整えます。

共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)について

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が推進する「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」は、大学等を中核として企業や自治体、市民などの多様なステークホルダーが参画し、未来の「ありたい社会像(ビジョン)」からバックキャストした、グローバル水準の研究開発と、持続的な産学官共創システムの構築を一体で推進する事業です。未来共創分野では、若手研究者がPLとなり、リーダーシップを発揮してチームを牽引します。

  • 人が変わる:ビジョンの共有により、多様な専門性を持った人材が挑戦・協働する意識を醸成。
  • 大学が変わる:社会課題解決に直結する産学官共創システムとイノベーション・エコシステムを構築。
  • 社会が変わる:ナノコーティング技術の社会実装により、環境未来都市のモデルを神戸から世界へ発信。

3つの目標と5つの研究開発課題

目標01 耐久性塗料の開発

過酷な環境に耐え、再塗装の頻度を下げ維持管理コストを大幅削減。

目標02 環境調和塗料の開発

廃棄物・リサイクル原料を活用し、資源循環型社会の構築に貢献。

目標03 創エネ塗料の開発

塗料により発電・水素生成を行う自律型エネルギー供給システムを実現。

課題番号研究テーマ概要
研究開発課題 01ナノ粒子を利用した低環境負荷塗料廃棄シリコンをリサイクルしたナノ粒子を活用。30年相当の耐候性を実現し、モビリティや建材の長寿命化を図る。
研究開発課題 02選択的近赤外光吸収塗料(耐久性・創エネ)光エネルギーを吸収し、住居の遮熱性能向上や電気・熱エネルギーへの転用に寄与する革新塗料を開発。
研究開発課題 03光触媒塗料と水素生成デバイス産業副産物(酸化鉄等)を再利用。塗膜が電極となり太陽光から水素エネルギーを生む自己完結型インフラ。
研究開発課題 04温度変化発電デバイス(有機・イオン複合塗料)温度変化で発電する塗料により、インフラ監視センサや防災センサの電源問題を解消。
研究開発課題 05ナノコーティング材料の環境影響評価ナノ塗料の生態系・環境への安全性を多角的に分析・評価し、高い機能性と安全性の両立を支える。

関連リンク・お問い合わせ

研究内容の詳細や産学官連携に関するお問い合わせ、共同研究のご相談は特設サイトから受付しております。

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