京都グレインシステム株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役:田宮尚一)と神戸大学大学院人間発達環境学研究科の佐藤幸治准教授ら研究チーム(以下、神戸大学)は、少子高齢化の影響を受けて、アンチエイジングへの関心が高まるなか、「トゲドコロイモ(クーガイモ)に含まれるジオスゲニンの最適加工条件の検討」を目的としたプロジェクトを2021年3月より神戸大学産官学連携本部(本部長:小田啓二)の協力により開始します。

「ジオスゲニン」とは

性ホルモンの分泌の維持が、生活習慣病予防に有効な可能性を持つとして近年注目を集めています。「ジオスゲニン」は、DHEA(性ホルモン前駆体)と類似した化学構造を持っており、山芋類に含有されていて、中でもトゲドコロイモ(クーガイモ)に特に多く含有されていることが報告されています。ジオスゲニン含有食材の長期摂取は、高血糖/インスリン感受性を改善することが判明しており、生活習慣病の予防効果が期待できます。これを利用したサプリメント・運動療法の開発により、性ホルモンを増大させることによる、活き活きとした毎日を送るための新たなアプローチが生み出されることが期待されています。

京都グレインシステム株式会社の素材開発技術

京都グレインシステム株式会社は経営理念として「健康と感動を食生活へ」を掲げ、多様化するニーズに応えるべく質の高い製品を提供すると共に、多種多様な素材開発に取り組んでいます。

自社でカスタマイズしたオリジナルの機械・設備を用いることで、自社開発品・他社依頼品を合わせ年間450件の試作を実施しており、素材開発を通じた社会貢献を目指し、機能性を有する原料や加工が困難とされる原料の商品化に挑戦しています。

共同研究の期間

2021年3月1日 から 2021年7月31日 まで (5ヶ月間)

共同研究開始の背景

少子高齢化が問題となっている日本において、加齢による筋力低下(歩行障害など)、肌の老化(しわ・たるみ)や体型の悪い方向への変化(肥満)などの機能低下・悪化をいかに予防するかが重要となっており、アンチエイジングに高い注目が集まっています。高脂血症・高血圧・糖尿病といった生活習慣病のリスクも加齢によって増大するため、これらの病気を予防する上でもアンチエイジングは重要です。

アンチエイジング、生活習慣病予防には性ホルモンの分泌を維持させておくことが有効な可能性があると判明していますが、加齢とともに自然な性ホルモン濃度は低下していきます。そこで、DHEA(性ホルモン前駆体)と類似した化学構造を持つジオスゲニンに注目し、共同研究を開始することになりました。本共同研究をジオスゲニンサプリメントやジオスゲニン含有の食品等の開発につなげることで、アンチエイジングへの新たなアプローチを生み出すことを目指します。

プロジェクトの概要

神戸大学大学院人間発達環境学研究科の佐藤幸治准教授は、運動やサプリメントによる糖尿病、メタボリックシンドロームの予防に関する研究を行っており、性ホルモンに代わる栄養成分であるジオスゲニンについての知見を持っています。

  • ジオスゲニンには生活習慣病の予防など、アンチエイジングに関連した様々な効果が期待されています。
  • 京都グレインシステム株式会社の持つ素材開発力と神戸大学の持つ知見を合わせることにより、ジオスゲニンを多く含むトゲドコロイモ(クーガイモ)をパウダー化し、健康食品への利用を目指します。
  • 京都グレインシステム株式会社が神戸大学と産学連携プロジェクトを行うのは今回が初めてとなります。

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