神戸大学は、関西電力、日建設計総合研究所と協力し、神戸都心・三宮地区への来訪者に対して、安心安全なまちなかでの飲食体験 (まちなか×カフェ&レストラン) を提供する実証実験を行います。(令和3年度大学発アーバンイノベーション神戸採択事業、研究代表者:藤井信忠 (システム情報学研究科・准教授))

具体的には、エリア内の飲食情報の配信・デリバリー予約ができる「シエマル神戸」と、人流や環境などエリアに係るデータの収集・分析・可視化を行う「エリアマネジメントデータプラットフォーム」を活用した、三宮地区の公共空間への飲食デリバリーサービスや、周辺歩道の混雑度の配信、公共空間のサービス利用状況や環境状態の計測・分析に関する実証を行います。神戸大学は、今回の実証実験に参加した利用者からのアンケート結果などをもとに、本サービスの受容性を評価するとともに、ユーザと飲食店とのマッチングアルゴリズムを検討する予定です。

これらの取組みを通じて、再整備が進む神戸都心・三宮地区における人流や環境のデータを活用したエリアマネジメントの実現、安心安全かつ賑わい創出による経済活性化に寄与します。

※大学発アーバンイノベーション神戸:神戸市の地域課題、行政課題の解決等を目的として若手研究者の研究活動経費を補助する神戸市の取組み。

実施概要

実施日
2022年10月13日 (木) ~ 10月19日 (水)
実施場所
KOBEパークレット(神戸市中央区三宮町3丁目付近 三宮中央通り沿い)
三宮プラッツ(神戸市中央区三宮町1丁目1−3)
実施内容
① 「シエマル神戸」による情報配信および公共空間への飲食デリバリーの予約
② 周辺飲食店舗からの公共空間の飲食スポットへの飲食デリバリーサービス
③ 「エリアマネジメントデータプラットフォーム」によるデータ収集・分析・可視化
④ 飲食デリバリーサービス利用者からのアンケートによるサービス受容性の評価とマッチングアルゴリズムの検討

資料

本実証実験の役割分担について

神戸大学
研究統括、マッチングアルゴリズム検討、社会受容性調査、経済性調査、広報戦略

関西電力株式会社
実証実験計画、シエマル神戸提供、実証実験運営統括

株式会社日建設計総合研究所
エリアマネジメントデータプラットフォーム提供、実証実験運営、効果分析

関連リンク

研究者