永守財団は、日本電産株式会社の社長永守重信氏により、モータ、アクチュエータ、発電機関連研究の活発化により、「私たちの豊かな生活」と「地球環境の永続的保全」を目的として創設されました。昨年度より、モータ、アクチュエータ、発電機及びそれらの制御方法、その応用技術等に関連する技術分野に関する研究助成の公募が行われ、本年度は第2回の研究助成となりました。
本研究助成に採択された研究題目は「モータ駆動型水中マニピュレータにおける力覚伝達のための高度運動制御」です。本研究課題は、水中の資源探索や海底ケーブル保守等において使用される水中マニピュレータ(アーム)ロボットに注視し、水中でのマニピュレータの遠隔操作性の向上を目的とします。そのために、水中でのマニピュレータが接触している環境の硬さ・柔らかさを表現する力覚の伝達を伴う遠隔制御技術の確立を目指したものです。