酒井市長から表彰盾を受け取る田中丸地域連携推進室長

長年にわたり官学連携による地域づくりに貢献した功績により、神戸大学が令和2年度丹波篠山市功労者表彰(表彰部門:ふるさと功労)を受賞しました。

文化の日である11月3日(火)、秋晴れのもと丹波篠山市民センターにおいて表彰式が執り行われ、学長代理として、田中丸治哉地域連携推進室長(農学研究科教授)が出席しました。自治会長、民生委員、学校医など31名の個人、神戸大学を含む3団体が表彰され、神戸大学は「多年にわたり農村課題への実践的な助言ならびに地域づくりを担う人材育成に尽くした功績は顕著である」として、ふるさと功労による表彰を受賞しました。酒井隆明丹波篠山市長は「丹波篠山市と包括連携協定を結ぶ神戸大学では、多くの学生が市内の集落で農業や環境問題に取り組むことにより、地域が活性化している。また、JR篠山口駅に設置された神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボでは、市と大学が連携して起業支援を進めている。さらに市民の健康づくりでも、大変大きな役割を果たしている。」と神戸大学の功績を述べられました。

丹波焼で作られた表彰盾

丹波篠山市は、神戸大学大学院農学研究科の前身である兵庫県立農科大学が昭和24年から42年まで所在したところであり、神戸大学とは縁深い地域です。2006年11月に拠点施設「丹波篠山フィールドステーション」を開設し、2016年10月にはJR篠山口駅構内に「神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボ」が開設されました。ここでは特に、若者の起業・継業支援や、移住・定住促進を目的とした事業が展開され、具体的なプログラムの一つとして「篠山イノベーターズスクール」が開講しています。

(地域連携推進室)