4月16日(土)に、大塚啓二郎社会システムイノベーションセンター特命教授の令和3年秋の叙勲を記念して、「大塚啓二郎特命教授『瑞宝重光章』受章記念シンポジウムをハイブリッド方式(神戸大学出光佐三記念六甲台講堂での現地開催とオンライン配信の併用)で開催しました。当日は、大学や研究機関の関係者や学生のみならず、行政機関、産業界、一般からも多数参加いただき、現地会場で約100名、オンラインでは約300名(事前登録数461名)の盛会となりました。

当日は、藤澤正人学長の開会挨拶に始まり、松林洋一経済学研究科長が続いて挨拶をしました。次いで、中村保理事・副学長が、大塚特命教授の功績紹介を行い、大塚特命教授は、「私の目指す開発経済学」をテーマに基調講演に登壇しました。

休憩をはさみ行われたパネルディスカッションでは、橋野知子経済学研究科教授をモデレーターに、3名のパネリスト、園部哲史アジア開発銀行研究所所長(政策研究大学院大学前副学長)、黒崎卓一橋大学経済研究所所長、澤田康幸東京大学大学院経済学研究科教授(アジア開発銀行前チーフエコノミスト)が登壇し、大塚特命教授も議論に参加しました。先ず、基調講演について現地会場の参加者から寄せられた質問に対して大塚先生が答えることから始まり、会場は和やかな雰囲気に包まれました。その後、「私が考える開発経済学」をテーマに、大塚特命教授の開発経済学、開発経済学の最近の潮流や将来展望等について各人が持論を展開し議論を交わしました。結びには、橋野教授から、識者からのメッセージとして、菊池眞夫千葉大学名誉教授、廣木重之前駐スウェーデン大使、中尾武彦アジア開発銀行前総裁、武藤めぐみJICA上級審議役、そして斎藤修一橋大学名誉教授からの温かい祝意と激励の言葉が披露されました。

         

終わりに、鈴木一水社会システムイノベーションセンター長から閉会の挨拶があり、記念の生花贈呈へと続きました。会場からは温かい拍手がわき起こり、シンポジウムは成功裏に閉会しました。


(社会システムイノベーションセンター・経済学研究科・国際協力研究科)