12月2日、神戸大学は北京外国語大学北京日本学研究センターと「第7回北京外国語大学・神戸大学国際共同研究拠点シンポジウム」をハイブリッド形式で開催しました。

北京外国語大学とは2008年に大学間学術交流協定を締結して以降、学術・教育の交流を深めてまいりました。本シンポジウムは、国際共同研究を推進するため、また優れた若手研究者の発掘及び育成に取り組むための共同研究、シンポジウム、ワークショップなどを開催することを目的として設置された「神戸大学・北京外国語大学国際共同研究拠点」の活動の一環として、2015年度から開催しています。

今回のシンポジウムは「ポストコロナ時代の日本研究」というテーマとしています。コロナ禍は国際共同研究のあり方を大きく変える契機となりましたが、今後の日本研究のあり方を改めて考える機会となることが期待されます。

午前は、大学院生による院生ワークショップを行い、両大学から合計10名の学生が発表と質疑応答を行いました。先生方からの助言が彼らの今後の研究に生かされることが期待されます。

午後はシンポジウムを開催し、周異夫 北京外国語大学日本語学院長/北京日本学研究センター長及び中村保 国際連携推進機構長/理事・副学長からの開会の挨拶に始まり、日中両国の研究者5名が人文学、社会科学の幅広い視点から発表と質疑応答を行いました。シンポジウムは、黄磷 国際連携推進機構アジア・オセアニア部門長及び熊文莉 北京外国語大学日本語学院副院長/北京日本学研究センター副センター長からの閉会の辞により終了しました。

今年も新型コロナウイルス感染症の影響を受け、北京での対面実施が叶わずオンラインでの開催となりましたが、約50名が対面又はオンラインにより参加し、時宜を得たテーマで、参加者にとっても興味深い内容ということもあり、活発な研究交流がありました。本シンポジウムの開催を通して、両大学の協力関係がさらに発展することが期待されます。

 

   

 

(国際部国際企画課)