令和7年7月18日に、「ラーニングイノベーショングランプリ2025」の受賞者プレゼンテーションと表彰式が東京国際フォーラムで行われ、本学から、清光研究室が奨励賞および特別賞:株式会社イーラーニングEduDX賞を受賞しました。

ラーニングイノベーショングランプリは、これまでにない学習・教育方法やスタイル、革新的なラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案するため、高等教育機関(大学・大学院・高等専門学校等)の研究室(チーム)を対象に開催されました。

本グランプリは、教育や人材育成に関わる企業と、革新的な学習・教育環境を研究している高等教育機関のマッチング機会を拡げるものです。昨今、企業内教育においてはデジタル化の急速な進展を背景にラーニングテクノロジーに注目が集まり、今後は学術発の知見に対する産業界の期待も高まることが予想されます。こうした中で、本グランプリは産学のブリッジ役としての枠組みとなるものです。

 

  • 受賞者

神戸大学清光研究室(代表:王笑難)

  • 受賞日

7月18日(7月1日公表)

  • 受賞名

ラーニングイノベーショングランプリ2025 奨励賞、特別賞:株式会社イーラーニングEduDX賞

  • 業績名

動画注釈に基づく質問支援と学習過程の把握のための教育支援システム

  • 概要

動画を活用したプログラミング教育が広まり、学習者の能動的に学びが重要視されています。しかし動画視聴中に生じる疑問や気づきがその場で共有・活用されにくく、教員側も学習状況を把握しづらいという課題があります。本研究では、プログラミング学習に特有な行動を踏まえ、学習者が動画に直接注釈できる学習支援機能と、学習データの可視化より学習過程を捉える教育支援システムを構築しました。さらに、注釈内容分析については、質的な分析ためのフレームワークの提案、注釈の質から学習者の特定、認知的関与と学習深度の定量化、生成AI自動応答による認知深化促進など、教育の質向上に貢献する画期的なシステムを開発しています。

  • 関連サイト

ラーニングイノベーショングランプリ2025

(国際文化学研究科)