この度、計算科学教育センターの小柳義夫特命教授が、平成27年度の「情報化促進貢献個人等表彰」において、文部科学大臣賞を受賞しました。

情報化促進貢献個人等表彰は、教育・科学技術・文化・スポーツの分野における情報化の促進に関し、教育の情報化、又は情報分野の研究開発等において、顕著な貢献のあった個人等について、文部科学大臣が表彰することにより、更なる情報化の促進を図るとともに、情報化に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的として実施されています。

小柳特命教授は、スーパーコンピュータの研究開発において多大な業績を上げるとともに、HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)計画推進の在り方に係る戦略を取りまとめるなど、長年にわたり、我が国のスーパーコンピュータの研究開発や利用環境整備に係る施策立案や推進に尽力し、我が国の計算科学技術の発展に大きく貢献してきたことを高く評価され、今回の受賞に至りました。

小柳特命教授は今回の受賞について、「突然のことでビックリしています。私は1990年代からスーパーコンピュータとそれを活用する計算科学の重要性を強調して来ましたが、当時は皆冷たかったことを記憶しています。その後、関係者の尽力により、『京』や『ポスト京』の流れが進み、多くの成果が出ていることをうれしく思います。今後も計算科学教育センターにおける計算科学技術を有する人材の育成等を通じて、情報化促進に寄与していきたいです」とコメントしました。