神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科の近藤昭彦教授を研究開発代表者とするグループによる『リバーストランスレーショナル創薬に向けた包括的マイクロバイオーム制御基盤技術開発』が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED) の令和3年度「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業 (腸内マイクロバイオーム制御による次世代創薬技術の開発)」に採択されました。

採択課題

令和3年度 「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業 (腸内マイクロバイオーム制御による次世代創薬技術の開発)」


研究開発課題名
リバーストランスレーショナル創薬に向けた包括的マイクロバイオーム制御基盤技術開発 -マイクロバイオーム創薬エコシステム構築に向けて-
研究開発代表者
産業技術総合研究所 生命工学領域・領域長補佐 鎌形 洋一*
神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科・教授 近藤 昭彦
順天堂大学 医学部内科学教室 消化器内科学講座・准教授 石川 大
名古屋大学 医学系研究科・教授 西川 博嘉
日本マイクロバイオームコンソーシアム・運営委員長 寺内 淳

*応募課題代表者

概要

本研究開発課題では、臨床、免疫学、微生物学、プロセス工学、実験動物学、生命情報学などの複数の専門分野にまたがる専門家集団が結集し、臨床効果が明らかな検体試料のヒトマイクロバイオーム (MB) 解析から微生物分離・培養などの微生物シーズ探索、ヒト腸管を模擬したin vitro評価系やモデル動物等のin vivo評価系によるシーズ機能評価までを一気通貫で実施できる技術群を構築、高度化するとともに、それらをシームレスに連結したMB創薬プラットフォームを構築する。その際、国内の関連産業界の集団である日本マイクロバイオームコンソーシアム (JMBC:創薬企業を含む32社の国内関連企業が参画) がタスクフォースとして研究活動全体を統括することで、本プラットフォームの産業化や本格的な創薬を見据えたプロジェクトマネジメントを推進する。

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