2022年4月4日、萩生田光一経済産業相が、神戸大学バイオ生産工学研究室を訪れ、微生物を利用した物質生産の基盤構築を高速に行うことができる最先端の自動化装置群(バイオファウンドリ)をご視察されました。

バイオ生産工学研究室内では、近藤昭彦副学長からバイオ生産や研究施設の概要を紹介後、AIやIT技術を活用し、遺伝子の設計から微生物の培養、調整、分析までのバイオファウンドリ工程を実際にご覧いただきました。「この自動化装置によって、どのくらいの期間で基盤構築が可能になるのか」との萩生田大臣からのご質問に対して、「従来の実験法では、少なくとも数ヶ月の期間を必要とするが、この自動化装置を運用することにより、約一週間で基盤構築が可能になる」とご説明しました。また、「現在、世界でのバイオファウンドリ開発はどのような状況か」とのご質問に対しては、「アメリカ、中国、日本が、世界をリードしている」ことをお答えし、これからも世界に通用するバイオファウンドリ開発を着実に進めることをお伝えしました。

(左)近藤昭彦 副学長
(右)萩生田光一 経済産業大臣

(バイオ生産工学研究室)