2022年5月26日、神戸大学大学院保健学研究科と公益財団法人こうべ市民福祉振興協会は、市民福祉の向上に向けて相互に協力し、地域の発展と人材の育成に寄与することを目的に連携協定を締結しました。

両者は、「しあわせの村」を活用した障がい者スポーツの振興を目的とした調査研究や取り組み、地域住民の認知症予防や健康づくりを目的とした臨床研究やプログラムの実施について、相互支援により推進することで合意しました。

しあわせの村は神戸市制100周年を記念し開村した総合福祉ゾーンであり、高齢者や障がい者の自立と社会参加・社会復帰を支援するとともに、すべての市民が交流し、相互理解を深め、ともに生きる社会(ノーマライゼーション)の実現を目指しています。

保健学研究科では、高齢化が進む我が国で認知症の高齢者が急速に増加している背景のもと、2020年に認知症予防推進センターを設立し、「認知症予防に関する研究」と「認知症予防プログラムの普及」の相互作用の成果を通じて豊かな高齢社会づくりや地域活力の維持・向上に寄与することを目指しています。

今後、双方の資源や強みを共有し連携を深めることにより、保健学研究科における研究成果を社会に実装し、地域社会の発展に一層貢献していきます。

(左)秋末敏宏 保健学研究科長 (右)三木孝 こうべ市民福祉振興協会会長

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(保健学研究科)