国立大学法人神戸大学(本部:神戸市灘区、学長:藤澤正人、以下「神戸大学」)と株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河義美、以下「ダイセル」)は、6月23日、研究・技術の発展と、社会への貢献を目的とした「包括的な産学連携推進に関する協定」を締結しました。

神戸大学は、「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」をビジョンに掲げて企業や地元自治体と連携し、研究成果を社会に実装する取り組みを推進しています。

一方、ダイセルは中期戦略 Accelerate 2025-Ⅱ にて「メディカル・ヘルスケア事業構想」、「カーボンニュートラルへの貢献」などの実現を掲げています。

神戸大学とダイセルは、両者が融合することによって研究・技術の交流を図り、両者が持つ知識、技術を共有することをきっかけに産産学学連携も視野に入れ、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、研究・技術の発展及び社会に貢献してまいります。

本協定は、共同研究・受託研究等の企画・実施、組織的連携による人財育成、神戸の立地を生かした産学連携の推進などを定めています。具体的な共同研究テーマとして、メディカル・ヘルスケア領域で「機能性食品素材の機能評価とメカニズム解明」による健康増進、グリーンケミストリー領域で「水素/メタンのガス分離膜の開発」によるGHG(温室効果ガス)削減への寄与を起点にこれらに続くテーマの検討も進め、イノベーション創出に繋がる研究領域を拡大してまいります。

包括連携協定の概要

本協定では、両者の連携・協力のもと、以下の事項について活動を推進します。

  • 共同研究等の企画・実施に関する事項
  • 人財育成に関する事項
  • その他の産学連携の推進に関する事項

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(産官学連携本部)