7月5日、ベルギー・ブリュッセルにて神戸大学・理化学研究所共催国際会議" Kobe Opportunities for EU-Japan Research Collaboration" を開催しました。

この国際会議は、神戸大学・理化学研究所双方が拠点を有するブリュッセルで、最先端の計算科学や、災害対策及び資産管理の観点から研究イノベーションの場としての神戸をテーマとして開催されました。

プログラムは、計算科学の先進拠点としての神戸(”Kobe as a leading base for computational sciences”)、国際協調による地域に根差したイノベーション (“Place-based innovation through international cooperation”)の2部構成にて行いました。

 

理化学研究所 市岡利康欧州事務所長及び本学の吉田健一ブリュッセルオフィス所長/科学技術イノベーション研究科教授の挨拶で始まり、セッション1では、スーパーコンピュータ「富岳」を使い、新型コロナウイルスの飛沫・エアロゾル感染リスクのシミュレーションや医療の診断と治療を高めるためのワークフローの自動化、生物医学分野においてハイパフォーマンスコンピューティングの利用がもたらす可能性と課題について発表されました。セッション2では、データ処理プラットフォームの利用による自然災害のシミュレーションの実現、都市における水の管理について、フランスにおけるリアルタイム津波予測の挑戦と課題について発表されました。

新型コロナウイルス流行後、神戸大学国際連携推進機構が主催するイベントとして、初の対面開催となり、現地では40名を超える方にご参加いただき、研究者や参加者との交流を深める有意義な機会となりました。

本学は、今後も欧州の大学・研究機関と連携し、交流強化を推進していきます。

(国際部国際企画課)