神戸大学の昭和45年卒業生は、前年の昭和44年と同様、当時の大学紛争のため全学卒業式が行われないまま卒業となった経緯があり、全学卒業式並びに記念行事を開催するため、去る、10月30日に「卒業‛50周年’記念全学同窓会」が開催されました。この計画はコロナ禍による二度の延期を乗り越え実現したものです。

式の開催を契機に、参加できなかった卒業生らも含めて有志の計198名から神戸大学基金への寄附金が集まり、式典の中で坂井信也実行委員会代表(経済学部卒)から藤澤学長に、”大学の発展と後輩のために支援する”という思いを込めて目録が手渡されました。

11月24日には、式典以降に集まった寄附も含め総額710万円の神戸大学基金への寄附金の贈呈式が行われました。式には実行委員会代表の坂井信也氏、同幹事の安藤幹雄氏(法学部卒、本学特別顧問)が学長室を訪問し、藤澤正人学長並びに奥村弘理事に卒業式開催の御礼と寄附金の贈呈を行いました。

藤澤学長から「ご寄附は大変ありがたく、大学と学生のために大切に使わせていただきます。皆様方におかれましては今後も末永く母校神戸大学を応援していただきたく存じます。」と、寄附者への感謝の言葉が述べられました。坂井代表からも「卒業‛50周年’記念全学同窓会が開催できたことを大変うれしく思います。」との感想とともに、「これからも母校の発展を心から願っています。」と大学へ向けてエールが贈られました。                              

(卒業生・基金課)

左から 実行委員会 安藤幹事、坂井代表、藤澤学長、奥村理事