12月9日、神戸大学大学教育推進機構異分野共創型教育開発センターキックオフシンポジウムを開催しました。

 異分野共創型教育開発センターは、令和4年4月1日に大学教育推進機構内に設置された新しいセンターです。今回のシンポジウムを通じて、学内外に本センターの組織、担う役割、活動内容を紹介するとともに、神戸大学が目指す教育を広く知ってもらうことを期待し開催しました。

 第1部では、大村直人 異分野共創型教育開発センター長/教育・グローバル担当理事から「神戸大学の教育および異分野共創型教育開発センターの展望」をテーマに講演、また、センターに設置するプログラムコーディネート部門及びプログラム開発部門の紹介を鶴田宏樹、金子由芳 両部門長から行いました。続いて、本センターが重点課題として位置づける「国際共修」において、第一人者の末松和子 東北大学総長特別補佐から「我が国における国際共修教育の意義と課題」をテーマに、東北大学のこれまでの取組及び今後の展開などをご講演いただき、本学が取り組む課題の道標となる貴重なお話を伺える機会となりました。

 第2部では、石毛郁治Malaria No More Japan事務局長、木村出 JICA関西所長をお招きし、また、第1部でご講演いただいた末松和子氏、本学の国際共修事業に着手している黒田千晴グローバル教育センター准教授、村山かなえ異分野共創型教育開発センター特命講師及び学生2名を交え、パネルディスカッションを開催しました。

それぞれ異なるバックグラウンドを持つパネリストから自らの体験を交えながら、世界の課題に取り組む人材を育成していく過程で大切なことは何かなど、活発な討論を行っていただきました。最後に、寺内直子 異分野共創型教育開発センター副センター長からの閉会挨拶により終了しました。

 今回は、対面及びオンラインによるハイブリッド形式で開催しましたが、オンラインを含む約41名の参加、当日はYouTube Liveで174回の視聴がありました。本シンポジウム実施後のアンケートでは、「複数の視点から異分野共創・国際共修に関する大変興味深いお話を聞けました。」などの貴重なご感想をいただきました。

 

(学務部学際教育課)