文部科学省令和4年度「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に本学のプログラムが3件採択されました

文部科学省の令和4年度「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に、本学の申請したプログラム3件が採択されました。

本事業は、デジタル・グリーン等成長分野に関する能力を身に付けた即戦力人材を社会に輩出するため、大学等に対し、基礎、応用、エキスパートなど多様なレベルや分野に応じて、産業界や社会のニーズを満たすプログラムの開発・実施に向けた支援を行い、社会人のキャリアアップや成長分野への労働移動を後押しすることを目的としています。

本学においては、各プログラムの実施組織を中心に学内外との連携を図りながらプログラムの開発・実施をいたします。

事業詳細・採択結果一覧については関連リンクをご覧ください。

【採択プログラム】

１．「企業と大学による価値共創を志向するＤＸエキスパート育成プログラム」

■実施部局：数理・データサイエンスセンター　　

■申請メニュー：Ａ．デジタル分野・グリーン分野リスキルプログラムの開発・実施

■プログラムの分野：DX（データサイエンス，プログラミング，数理統計，機械学習，グリーン・トランスフォーメーション(GX)）

■概要：

本学で令和4年度から開始し、今年度も継続実施中の「Society 5.0と地方創生を加速させる次世代DXリーダ育成プログラム」等により初等的なデータサイエンス知識を習得済の就業者を対象とし、数理統計及び機械学習を核とした専門的・実践的なリスキル教育を行い、「デジタル活用による企業と大学との価値共創」に資する人材（ITSSレベル3～5相当）を輩出する。受講生は統計学や機械学習の実践的手法を座学とハンズオンで学習した後、企業を超えたメンバーでチームを組み，産業分野別のPBLを実施する。これにより，データ分析力のみならず，現場から問題を見つけ出す課題発見力（例えば製造業関連の受講生には，サプライチェーンを含めたカーボンニュートラルへの課題発見）や，分析結果を現場に浸透させて改善する社会実装力を育成する。また、既存の「DXリーダ育成プログラム」との連結によりデジタルビジネスを支える人材育成のための継続的かつ多層的な高度リスキリング教育を実現する。

※問い合わせ先

　神戸大学数理・データサイエンスセンター

　TEL：078-803-5753　E-mail：cmds-sec [at] edu.kobe-u.ac.jp (※ [at] を @ に変更してください)

２．「地域共生社会の牽引人材を育成する重層支援Ｄｘに関するリカレント教育」

■実施部局：大学院保健学研究科

■申請メニュー：Ｄ．リカレント教育モデルの構築による大学院教育改革支援

■プログラムの分野：Dx（IoT, データサイエンス）×医療・介護

■概要：

神戸大学大学院保健学研究科社会人大学院生、および高齢者介護・福祉事業の就業者、自治体関係者を対象として、認知症のみならずうつ、痛み、フレイルなどの高齢者の健康問題とそのケア・支援に対する高いレベルの知識を有し、更に数理・データサイエンスの知識・技術によって高齢者介護・福祉現場のリアルデータを活用できる、研究機関と現場の橋渡し人材を育成する。フォーマルケア（保険下サービス）とインフォーマルケア（保険外サービス）の両輪で高齢者生活を支える「重層支援体制」について学び直し、アウトカムのDx化と学術融合により循環型の自己成長モデルを形成する。それにより、日本社会のWell-beingへの貢献が確実に実現されるエラーレスなリカレント教育モデルを提供する。

※問い合わせ先

　神戸大学大学院保健学研究科総務係

　TEL：078-796-4502　E-mail：syomu2 [at] ams.kobe-u.ac.jp (※ [at] を @ に変更してください)

３．「先端理系人材のイノベーション指向リスキリング」

■実施部局：大学院科学技術イノベーション研究科

■申請メニュー：Ｄ．リカレント教育モデルの構築による大学院教育改革支援

■プログラムの分野：ディープサイエンス・ディープテック（バイオ、膜/GX、量子・AI・セキュリティ、創薬）×イノベーション（アントレプレナーシップ）

■概要：

我が国の産業界において、科学技術イノベーションを牽引する人材が深刻に不足する現状を鑑み、政府は「人への投資」としてリスキリングの推進を掲げている。

本提案は、最先端テクノロジーを生業とする企業等で先端研究開発の実績を有する理系人材を対象とし、成長分野の開発スキルと起業家に不可欠な事業創成スキルを同時に修学するリスキリング教育学位プログラムを開発する。

本事業では、①入学前審査を活用し企業や志願者のニーズに応じた多様な学位取得コースを選定するスキームを構築、②最先端の実験環境をメタバース(仮想空間)に構築し成長分野の研究手法と実験機器についてリスキリングを提供、③事業創出の知識基盤となるアントレプレナーシップの講義を日本語・英語によりオンデマンド配信、という3つのフレームでオンラインとオンサイトの指導を併用し、世界で最先端の研究開発をリードする科学技術イノベーション人材のリスキリングを加速する。

※問い合わせ先

　神戸大学文理農等キャンパス科学技術イノベーション研究科事務課教務学生係

　TEL：078-803-5474　E-mail：stin-kyomu [at] office.kobe-u.ac.jp (※ [at] を @ に変更してください)