2023年7月9日から7月16日に天津大学建築学院の皆さんが、神戸大学に来られ、国際交流事業を行いました。神戸大学と天津大学は、1980年に学術交流に関する覚書を締結し、2014年に覚書を更新しました。2014年度に天津大学の方々が来神して以降、神戸大と天津大で開催場所を交互にして、国際交流を継続しています。

本交流事業は、建築・都市デザインに関する学生ワークショップと合同設計展で構成されます。
今回のワークショップでは天津大学建築学院の大学院生6名と本学工学研究科建築学専攻の大学院博士課程前期課程学生14名の合計20名が3チームに分かれ、4日半のグループワークで、神戸市須磨区南部の既成市街地の将来像の提案を行いました。7月16日に計画敷地である神戸市須磨区南部の既成市街地に関する解説を建築家の森崎輝行氏(森崎建築設計事務所主宰)に行っていただき、天津大学は鄭穎副教授、張蕾副教授がデザイン指導を担当し、神戸大学は槻橋修教授、栗山尚子准教授、山口秀文講師、浅井保助教、大田美奈子技術職員が、デザイン指導と運営を担当しました。学生は、7月12日の中間講評会、7月15日の最終講評会でプレゼンテーションを行い、最終講評会では神戸大学末包伸吾教授と森崎氏からも講評を受けました。

また、7月14日から16日に、天津大学と神戸大学の学生が設計した優秀作品を展示した合同設計展を、KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)で開催しました。

7月13日の午前には、天津大学教員が、神戸大学大学院工学研究科長へ表敬訪問を行い、同日午後には天津大学建築学院と神戸大学大学院建築学専攻との公式交流会議を行い、今回の交流事業の報告及び今後の交流事業について意見交換を行いました。

今後も交流事業を継続し、来年度は天津大学にてワークショップの開催を予定しており、教員間の共同研究にも交流範囲を広げていく予定です。

 
      ワークショップの作業風景               工学研究科長への表敬訪問

 
         教室交流会議                  最終講評会後の集合写真

(工学研究科)