令和7年6月11日(水)、大分県中津市の中津南高等学校にて、神戸大学大学院農学研究科・安部梨杏特命助教が、出前講義を行いました。
「農村における地域づくりや人づくり」というテーマのもと講義を行い、当日は、中津南高等学校の生徒1、2年生約400人が参加しました。
自身の学生時代の体験や現在の研究・実践活動を交えながら、農村地域の課題やそれを支える地域運営の仕組み、研究職という進路について紹介する講義を行いました。その講義を受けて、生徒からは「農村は、そこに住んでいる方々の努力や、自治体やコーディネーターの適切な援助によって、伝統を生かし羽ばたく大きな可能性のある場所であることを知り、地域社会についてもっと知りたいと思った。」「研究職は、理科の実験ばかりでなく、どこをどう改善すればより良いものになるかという目的に向かって調査をするということを知ることができ、将来の視野が広がった。」といった感想が寄せられました。
中津市は、本学の前身である神戸高等商業学校初代校長、水島銕也先生の生誕の地です。神戸大学と大分県中津市は、平成28年4月22日に連携協定を締結し、出前講義はその連携事業の一環として毎年実施されています。


(地域連携推進本部)