「アジア太平洋研究賞」は、日本の大学で学んだ日本人及び留学生等が執筆したアジア太平洋地域に関する人文・社会科学領域の優れた博士論文を顕彰するため、2001年に創設されました。

今年は、2020年3月以降に大学院博士課程を修了し(同時期に単位取得退学し、その後博士学位を取得した場合も含む)、大学院の指導教員の推薦を受けた論文を対象に募集が行われました。

全国の大学院から応募のあった論文について、選考委員会における厳正な審査の結果、 周 俊(しゅう しゅん)氏の「中国共産党の神経系―情報収集システムの起源、構造及び機能(1940~50 年代)―」が本賞に選ばれました。

  • 受賞者

周 俊(神戸大学大学院国際文化学研究科・講師)

  • 受賞日

令和7年7月31日(木)

  • 受賞名

第24回「アジア太平洋研究賞」本賞

  • 業績名

博士学位論文「中国共産党の神経系ー情報収集システムの起源、構造及び機能(1940〜50年代)-」

  • 概要

「アジア太平洋研究賞」とは、日本の大学で学んだ日本人及び留学生等が執筆したアジア太平洋地域に関する人文・社会科学領域の優れた博士論文を顕彰するため、2001年に創設された学術賞です。周俊講師の論文は、「構成、資料選定、分析視角のいずれにおいても極めて完成度が高く、学術的水準においても顕著な成果を示すもの」と評価されました。同論文は、令和6年6月に名古屋大学出版会から上梓されました。なお、授賞式は7月31日〜8月1日に兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で執り行われました。

  • 関連サイト

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(国際文化学研究科)