2025年10月24日(金)に、神戸三宮阪急ビル アンカー神戸にて、カーボンニュートラル推進本部シンポジウムを対面とオンラインを併用した形式で開催しました。会場とオンライン合わせて72名の皆さまに参加いただきました。

基調講演では、総合地球環境学研究所の浅利美鈴氏よりカーボンニュートラル達成に向けた大学の共創について、具体的な事例を交えて説明いただきました。

続いて、教育、研究・社会共創、キャンパスの3部門からこれまでの活動が報告されました。教育部門から授業に関するエネルギー使用量の調査と省エネ対策及び、カーボンニュートラルに取り組める人材育成に向けた授業の体系化について、研究・社会共創部門からカーボンニュートラルに向けたSDGs実現の実証実験や活動及び社会実装の実例(AIスマート空調)ついて、キャンパス部門から神戸大学におけるエネルギー使用量の現状とそれに対する各種取組について報告されました。次に、第2回アイデアソン「大学でやってみるカーボンニュートラル」の決勝戦が行われ、チームコンポストが最優秀賞で表彰されました。最後に、総合地球環境学研究所浅利副所長、SDGs推進室土井特命教授、工学研究科市橋准教授、研究・社会共創部門吉田研究員、アイデアソンの学生3チームによるパネルディスカッションを行い、グリーン人材をどう育てるか等の活発な議論が交わされました。

参加者からは、「自分もまずは身近なところからやってみようと思います」「学生のアイデアが面白い」など本学のカーボンニュートラル活動に対し前向きな声が多く寄せられました。

今回のシンポジウムは、大学に限らず個人でもできることはたくさんある、まずはやってみることの大切さを考える貴重な機会となりました。今後もこのような場を通じて、持続可能な社会の実現に向けた議論を続けていきたいと考えています。

 

 

 

  

(施設部施設企画課)