11月27日、国際海底機構(International Seabed Authority・ISA)からLeticia Reis de Carvalho事務局長、Melissa Beckles氏(Staff Assistant, Executive Office of the Secretary-General)、Jose Dallo Moros氏(Director, Office of Stewardship, Environment and Resources)、Kioshi Mishiro氏(GIS Officer, Office of Stewardship, Environment and Resources)が本学を訪問しました。

まずCarvalho事務局長は眺望館で行われたV.Schoolサロン「深海底の価値と国際海底機構の役割」に登壇し、「Deep-Sea Resources and Industry: Innovation Guided by Governance」という題目で講演をされました。サロンに参加した教員や学生からの質問にも熱心に回答され、時間いっぱいまで活発な議論が続きました。

その後、国際海底機構一行は本部に移動し、本学藤澤正人学長への表敬訪問を行いました。
表敬訪問には、本学海洋底探査センター(KOBEC)から、石橋純一郎教授、福島朋彦特命教授、松野哲男准教授が同席しました。
懇談では、まず藤澤学長から10月28日にISA事務所所在地のジャマイカ・キングストンを直撃したハリケーン「メリッサ」による被害と事務所の一時閉鎖に対して、お見舞いの言葉が述べられました。続いて、KOBECを中心に長年進めてきた学術交流と協働に対し、改めて感謝の意を表されました。
Carvalho事務局長からは、日本、そしてKOBECがISAにとって重要なパートナーであることを強調されました。その上で、今後も学術交流を継続しつつ、研究者交流やセミナー、ワークショップ等多様な形態による交流を一層拡大したいという意向が示されました。

この度の訪問を契機に、両機関間の交流が今後一層深まることが期待されます。

関連サイト

【2025年11月】V.Schoolサロン 深海底の価値と国際海底機構の役割
 

(企画部国際連携課)