経済学部・大学院経済学研究科は、企業・行政・地域社会との連携を通じて培ってきた実証研究と実践教育の強みを活かし、経済学とデータサイエンスを融合した新たな教育プログラムを導入します。
本改革では、経済学の専門性を中核としつつ、データ活用が高度化する社会に対応できる人材の育成を目指し、①大学院専攻の新設、②理系型学部入試の導入、③学部・大学院接続型教育の構築という三位一体の取り組みを推進します。
①経済数理データ科学専攻新設
2027年度、大学院経済学研究科に「経済数理データ科学専攻(仮称)」を新設する予定です。本専攻では、経済・産業・社会システムに関する専門知識としての経済学を基盤に、統計学・計量経済学・データサイエンスを横断的に学ぶ教育課程を整備し、これらを有機的に結びつけることで、データ駆動型社会を支える高度専門人材の育成を目指します。
とりわけ、必修科目「PBL(Project-Based Learning)演習」では、企業※や地域社会と協働し、実際のビジネス課題や社会的テーマを題材としたプロジェクト型学修を実施します。データ分析、課題設定、仮説構築、解決策の提案・発表に至る一連のプロセスを通じて、理論と実践を統合し、課題解決能力を体系的に育成します。
※株式会社三井住友銀行、株式会社日本総合研究所
②理系的素養を重視する学部入試導入
大学院教育の強化と連動して、学部教育の段階からデータ活用能力の基盤を形成するため、2028年度入試より理系的素養を重視する学部入試(英数選抜・理系型入試)を導入します。本入試で入学した学生は、学部と大学院を有機的に連携させる接続型教育コース「経済数理データ科学コース(仮称)」に参加し、経済学とデータサイエンスをバランスよく学ぶ体系的カリキュラムのもと、専門的な学びへと着実につながる教育を受けます。
③学部・大学院接続型教育構築
前述の「経済数理データ科学コース(仮称)」を中核として、学部段階で培った基礎力を大学院の専門教育へと円滑につなぐシームレスな学修体制を構築します。これにより、学生は学修段階に応じて能力を段階的に深化させ、研究と実務の双方で活躍できる人材として成長することを目指します。
神戸大学は今後も、学術的探究と社会的実装を結びつける教育研究体制を強化し、持続的で包摂的な社会の実現に貢献します。
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(経済学部・大学院経済学研究科、総務部広報課)