2026年2月28日、ポーランドの首都ワルシャワのレストラン「Uwaga Piwo」において、「ポーランド神戸大学同窓会(Kick-off Party of Kobe University Alumni Association in Poland)」の発足会が開催されました。当日は卒業生や大学関係者など15名が参加し、同窓会の門出を祝いました。
神戸大学におけるポーランドからの留学生受け入れは、1991年に経済学研究科で博士課程の大学院生を受け入れたことに始まります。その後、文学研究科や国際協力研究科などで国費留学生を中心に受け入れが進みました。さらに本学の協定大学の拡大に伴い、2010年以降はワルシャワ大学やヤギェウォ大学などポーランドの主要大学からの交換留学生の受け入れも活発になりました。2025年9月時点で、ポーランドからの神戸大学修了生は102名にのぼります。
発足会は、本学グローバル教育センター長の河合成雄教授による開会挨拶で始まりました。続いて、同窓会設立に尽力したコズミンスキー大学教授のオレイニチャク トマシュ氏の乾杯で会がスタートしました。トマシュ氏は留学生センター(当時)の「日本語・日本文化研修生プログラム」生として、本学での日々を過ごしました(2007年修了)。参加者はワルシャワだけでなく、クラコフをはじめ、グダンスクなど遠方からも駆けつけ、神戸大学での留学生活を振り返りながら神戸への思い出や、その後のキャリアにおける学びの意義、さらに同窓会への期待について語り合いました。

会の中では役員の選出も行われ、オレイニチャク トマシュ氏が初代会長として推薦され、参加者全員の賛同により選出されました。また、4名のボードメンバーも立候補し、拍手をもって承認されました。そのほかに、出席はかないませんでしたが、国内代表として、神戸大学准教授アガタ ヴェエシボフスカ氏、コペルニクス大学准教授マルツェリーナ レシニチャク氏の協力を得ることにしました。その後、日本語と英語による同窓会宣言文の朗読が行われ、河合センター長からオレイニチャク トマシュ会長へ同窓会旗が贈呈されました。
さらに、本同窓会設立に関わったグローバル教育センターの朴鍾祐教授より祝辞が述べられ、現在神戸大学の同窓会ネットワークが世界15か国に広がっていることが紹介されました。ポーランド同窓会も大学との連携を深めながら、会員の活躍と同窓会の発展、そして本学の国際交流のさらなる推進に寄与することへの期待が語られました。最後に参加者全員で神戸大学学歌を合唱し、和やかな雰囲気の中で会は閉会しました。
神戸大学の欧州同窓会は、2012年にベルギー・ブリュッセルで発足しましたが、その後はロンドンやデュッセルドルフなど都市単位での活動が中心となってきました。今回のポーランド同窓会の設立は、ヨーロッパ、とりわけ東ヨーロッパ地域における同窓会活動の活性化を目的とするものです。ポーランドには研究者や国費留学生出身者などアカデミック分野で活躍する卒業生が多く、現在も学生交流が続いていることから、同窓会活動の発展が期待されています。また、神戸市・兵庫県との関係も深く、学術交流や地域交流の面でも重要な拠点となることが見込まれます。
ポーランド神戸大学同窓会は、ヨーロッパ、とりわけ東ヨーロッパ地域における初の独立した神戸大学同窓会として設立されました。2014年にポーランドの卒業生が集まった会合を契機に、卒業生の熱意と本学教員との継続的な交流を背景として準備が進められ、このたび本学16番目の海外同窓会として正式に発足しました。今後、両国の学術・教育交流のさらなる発展に寄与することが期待されます。

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(グローバル教育センター)