今春、深江キャンパスの水素・未来エネルギー技術研究センター(HyTec)に完成した「液体水素供給システム(液体水素貯槽)」の竣工式典を、2026年7月15日に開催しました。式典には、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課支援第三係の渡辺真澄係長、兵庫県企画部の川井史彦部長、神戸市環境局の柏木和馬局長をはじめ、自治体や企業の関係者約80人が出席しました。

竣工式典で藤澤正人学長は、「本施設の竣工は本学にとって大きな喜びであり、カーボンニュートラル社会の実現に向け、本学が目指す『知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点』の構築に大きく貢献したい」と挨拶しました。続いて、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課村尾崇課長(同課支援第三係・渡辺係長代読)、兵庫県企画部の川井部長、神戸市環境局の柏木局長より祝辞をいただきました。その後、武田実センター長による施設概要説明、関係者によるテープカットと施設見学が行われました。

2023年11月に設立されたHyTecは、「再生可能エネルギー技術研究」「水素エネルギー技術研究」「マルチエネルギー技術研究」の3部門で構成されています。同センターの液体水素専用実験施設は、国内の大学では唯一無二のものであり、世界的に見ても非常にユニークな拠点です。-253℃の極低温における液体水素の貯蔵・輸送・利用技術の研究開発や、液体水素燃料のバンカリング技術の研究開発、超臨界水素の貯蔵・輸送実験、数値シミュレーションなど、多様な共同研究・受託研究を精力的に推進しています。

完成した液体水素貯槽は外径2.4メートル、高さ10メートル、内容積は24立方メートルで、従来のタンクの10倍以上の大きさです。

本施設は、企業との共同研究や社会実装を推進する「深江キャンパス・オープンラボラトリー」構想の中核を担います。エネルギー安全保障の重要性が高まる中、本施設は「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」の中核を担い、将来の水素エネルギー産業の発展と専門職人材の育成に貢献していきます。

式典であいさつする藤澤学長 
祝辞を代読する文部科学省の渡辺係長
祝辞を述べる兵庫県の川井部長
祝辞を述べる神戸市の柏木局長
関係者による竣工式のテープカットの様子
竣工記念式典後に行われた施設見学
完成した液体水素供給システム(24m³液体水素貯槽) 

(水素・未来エネルギー技術研究センター、企画部広報課)