グローバルエンゲージメントセンター(旧グローバル教育センター)では、毎年、海外協定大学の学生を対象とした「夏期日本語日本文化研修プログラム」を実施しています。
24回目となる今年は2026年7月2日~7月15日の期間で、初級1クラスと中上級2クラスの計3クラスを開講し、台湾、韓国、中国、オーストラリア、アメリカ、フィリピン、カナダなど、世界各国から合計29名の学生が参加しました。2024年度より本学農学部の「大学の世界展開力強化事業」との共催となり、さらに多様性のあるプログラムとなっています。
初級クラスでは、日本語の基礎力をつけ、日本語であいさつや日常表現ができるようになることを目指しました。授業には、農学部の学生も参加し、英語・日本語でのディスカッションを通し、日本・日本語に関する知識を養いました。また、中上級クラスでは、「大学生活」「日本文化の海外進出」「神戸の歴史と文化」「地域経済」「日本の文化・習慣」などのテーマのもと、日本・神戸をトピックにして日本語の運用力を磨きました。午前の授業ではテキストを中心とした学習を行い、午後の授業では神戸大学の学生とディスカッションを行うことで、午前に学んだトピックに関する理解を深めることを目指しました。また、中上級クラスでは、講義とフィールドワークを組み合わせた授業「地域研究」を実施し、地域住民の生活に欠かせない商店街の魅力を体験する時間や国際色豊かな神戸市内で見られる多言語を探す活動も取り入れました。
最終日には29名全員がこのプログラムで学んだ成果をまとめ、発表することができました。いずれのクラスの学生からも、10日間という短い期間ながらも、日本語力の向上だけでなく、日本の文化や社会、さらには神戸について理解が深まっていることがうかがえました。
また、本プログラムは、参加留学生だけでなく、神戸大学生にとっても異文化交流ができる場となっています。多様な文化・言語背景を持つ同世代の留学生との交流を通して、日本を「外から見る」視点を養うとともに、各国の事情や異文化コミュニケーションについて学ぶ貴重な機会ともなっています。
本プログラムへの参加をきっかけに交換留学生や大学院生として、神戸大学に“帰ってくる”留学生も多く、今年度は2年前に本プログラムに参加した学生が、神戸大学の在学生としてディスカッションに参加していました。今回の参加者からも「神戸をもう一度訪れたい」「神戸大学に留学したい」との感想が多く寄せられました。留学生達が短い期間で多くのことを吸収する姿を見ることができ、とても感慨深いものがありました。今後も同プログラムを通し、神戸と神戸大学の魅力を継続的に海外に発信してまいります。



(グローバルエンゲージメントセンター)