観光分野で活躍する神戸大学関係者が集う「神戸大学観光未来サロン」が10月17日(土)に六甲山で開催されました。東京と大阪での観光同窓会に続く今回は、さまざまな学部・大学院出身者、リカレントプログラム修了者、元留学生、教職員・学生ら約30名が神戸や関西の観光振興をテーマに議論を楽しみ、交流を深めました。

第三回となる今回は、六甲山観光株式会社(阪急阪神東宝グループ)にご協力いただき、「六甲ガーデンテラス」が会場となりました。同社とは、前回の参加者を通じて協力関係が生まれ、現在開催中の野外芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート」をテーマにした国際文化学研究科の公開講座や学生ガイド養成を共同で実施するなど、すでに産学連携が進んでいます。

第1部は、自治体(神戸市や京都府)、公共団体(関西経済連合会、関西観光本部、ひょうご観光本部、神戸観光局)、民間企業(日本旅行、リクルート)などで、観光政策や実務に携わる人々にむけて、野田英明・六甲山観光常務取締役(農学部卒)が、六甲山観光の来歴や変遷、神戸六甲ミーツ・アート開催の経緯や今後の展開などを話題にウェルカムスピーチをされました。

続いて、神戸市役所で長らく観光行政を担い、7月から地元DMOを率いる中西理香子・神戸観光局会長(法学部卒)が、神戸観光の全体像と六甲山観光の可能性をテーマに基調講演を行い、神戸空港国際化による変化や2030年に向けた構想・目標が示されました。その後、参加者から交通アクセス、MICE(会議展示やイベント)、通訳ガイドなどについての質問が出され、活発な議論が交わされました。基調講演の後は、若手参加者が神戸市や豊岡市(竹野町)、あるいはデジタルで挑戦している取り組みについて発表しました。

中西理香子会長による基調講演
若手同窓生によるプレゼンテーション

第2部は、高士薫・ひょうご観光本部会長による乾杯の発声によって始まり、六甲ガーデンテラスの名物ジンギスカン料理を、それぞれが出席者や同伴家族と楽しみました。会場では、広島(瀬戸田)の名物レモンケーキ「島ごころ」、六甲山活性化、台湾・桃園市との連携事業、和歌山県の教育旅行、神戸大学東京オフィスといった活動が、サンプルやパンフレットを通じて紹介されました。

中西会長と高士理事長の掛け合いから始まった第2部

今回は、産官学による六甲山でのユニークべニュー(個性的なMICE会場)の実証実験、参加者の相互交流や学びあいを目的として開催しました。また、国際文化学研究科が2023年から取り組んでいる観光リカレントプログラムの参加者へのフォローアップの場ともなりました。神戸大学は、こういった同窓生が集う場づくりを通じて、学部・大学院だけでなく、リカレント教育を拡充させ、今後も観光による関西地域の発展に貢献していきます。

(国際文化学研究科)