医学研究科 神経内科/分子脳科学の佐竹渉助教が日本神経学会賞を受賞しました。

受賞業績

孤発性パーキンソン病の遺伝学的研究

概要

医学研究科 神経内科/分子脳科学の佐竹渉助教が 日本神経学会から「2018年度日本神経学会賞(学術研究部門)」を受賞しました。

日本神経学会は本邦における神経内科学の中核をなす学会であり、日本神経学会賞は、神経内科分野において、研究、教育、実地診療の発展・向上にとくに寄与した方を顕彰するために設けられている賞です。

パーキンソン病は国内に10万人以上の患者が罹患している主要な神経難病であり、大多数の患者は孤発性に発症します。佐竹渉助教は、孤発性パーキンソン病のゲノム解析を行い発症にかかわる遺伝因子を発見するなど、孤発性パーキンソン病の遺伝学的な解明を行ってきたことが評価され、この度、日本神経学会より日本神経学会賞を授与されました。これらの業績は、孤発性パーキンソン病の病態解明のみならず、創薬、発症予測法開発といったPrecision Medicineの実現に発展することが期待されます。

授賞式は2018年5月の第59回日本神経学会学術大会において行われます。

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