受賞者:人間発達環境学研究科 人間発達専攻 学び系講座 山口悦司 准教授
受賞日:2019年(令和元年)9月22日
受賞名:日本理科教育学会賞

概要

一般社団法人日本理科教育学会は、理科教育学に関する国内最大規模の学会です(学会会員数約2,200人)。このたび山口准教授が受賞した日本理科教育学会賞は、この学会において最も権威のある賞です。選考の対象は、過去7年間に発行された学会の論文誌「理科教育学研究」および会誌「理科の教育」に掲載された学術論文及び理科教育に関する著作です。選考基準は、独創性に富み、今後の理科教育学研究に大いに貢献できる研究とされています。1952年の学会設立以降、歴代14人目の受賞となります。

山口准教授は、理科を学ぶ児童・生徒の認識研究や理科授業の教授・学習研究として展開されてきた概念変化研究のあり方を多様な方向に展開してきました。それらは、カリキュラム(論文1)、ICT利用(論文2・3)、教師教育(論文4)という観点から、概念変化を促進する学習環境デザインを総合的に研究するアプローチです。このような山口准教授の研究アプローチは、理科教育学研究の新しい研究スタイルを提案するものとして独創性があると評価され、今回の受賞につながりました。

 

(論文1)山口悦司(2012)「ラーニング・プログレッションズ」日本理科教育学会編著『今こそ理科の学力を問う:新しい学力を育成する視点』東洋館出版社,pp.180-185.
(論文2)山口悦司・舟生日出男・稲垣成哲・出口明子(2012)「iPhone/iPod touch版デジタル運勢ラインシステムの開発と評価」『理科教育学研究』第53巻,第2号,pp.317-328.
(論文3)山口悦司・舟生日出男・出口明子・稲垣成哲(2014)「デジタル運勢ラインシステムの実践的評価」『理科教育学研究』第55巻,第1号,pp.81-93.
(論文4)山口悦司(2017)「教師用指導書を対象とした教師の学習支援に関する分析:小学校第6学年「月と太陽」の事例」『理科教育学研究』第57巻,第4号,pp.369-385.

関連リンク

(人間発達環境学研究科、研究推進課)