受賞者:大学教育推進機構 濱田真由 助教

    大学教育推進機構 横川博一 教授

受賞日:2020年8月31日

受賞名:大学英語教育学会 2020年度大学英語教育学会賞(論文部門)

業績名:Hamada, M., & Yokokawa, H. (2019). Effects of proficiency on syntactic priming in the language production of Japanese EFL learners, JACET Journal, 63, 47-64)

概要

 本研究は、日本人英語学習者を対象にプライム文音声提示による絵描写課題を用いて統語的プライミング実験を行い、熟達度(上位・中位)、産出モダリティ(音声・文字)などの影響を調査したものである。その結果、聞き取り可能な文では熟達度に関係なく両モダリティでプライミング現象が生じ、学習者の統語表象は理解と産出で共有されているということが明らかになった。また、上位群では意味理解に注意を向けると統語構造の活性化が抑制され、中位群ではプライム文が繰り返されると構造の表象が強化されることが示唆された。これらのことから、日本人英語学習者の熟達度の違いによってプライム文提示条件下での統語処理が異なることが明らかになった。

 なお、本研究は、平成26~30年度科学研究費補助金・基盤研究(A)「学習による気づき・注意機能および相互的同調機能と第二言語情報処理の自動化プロセス」(No. 26244031, 代表: 横川博一)の助成を受けて行われたものである。

関連サイト

(国際コミュニケーションセンター、研究推進課)