• 2021/11/01
  • 人文学研究科、学術研究推進室URA
  • 受賞・採択

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築(SOLVE for SDGs 社会的孤立枠))」に人文学研究科の柳澤邦昭講師が採択されました。

研究課題名・研究代表者

<研究課題名>
新生活に伴う孤独リスクの可視化と一次予防


<研究代表者>
人文学研究科・柳澤 邦昭 講師

概要

社会的孤立・孤独は心身の健康状態に悪影響を及ぼす。しかし、これまで孤独リスクの検証はほとんど行われておらず、例えば大学、企業等で、新入生や新社会人のように孤独リスクの高まるタイミングで講じられる予防対策の有効性は明確になっていない。また、新型コロナウイルス感染症の社会的影響もあり、孤独予防対策は喫緊の課題である。
本プロジェクトではこうした問題意識のもと、現状の孤独感や将来の孤独リスクを可視化し、科学的エビデンスに基づく孤独対策の整備を目指す。多面的なデータにより、孤独感を規定する個人レベルの要因の特定、大学や企業の特徴やコロナ禍における業態変化など集団レベルの要因を特定する。また、機械学習によって個人の孤独リスクを予測する検出器の開発や、各大学や企業に所属することで生じる孤独リスクを数値化する。さらに、孤独予防として有効な施策についても明らかにする。最終的に、保健・医療機関での検出器の活用、効果的であると特定した予防施策の実践を目指す。

関連サイト

(人文学研究科、学術研究推進室URA)