受賞者:
法学研究科・教授・藤村直史
法学研究科・助手・重村壮平
受賞日:
2022年5月7日
受賞名:
日本選挙学会優秀ポスター賞
業績名:
どのような条件下で政治家は選挙操作・不正を是正しようとするのか?一票の格差に関する都道府県議会議員へのサーヴェイ実験

概要

公正で平等な代表は民主主義の根幹です。一方、選挙区間で代表される人口数が異なる「1票の格差」は、公正で平等な代表を妨げます。本研究は、「なぜ「1票の格差」が是正されにくく、維持されているのか」を検討しました。日本の都道府県議会議員に対するサーヴェイ実験を行い、議員をランダムに定数不均衡の是正に関する裁判所や市民からの要求に接触させました。実験は、(1) 政治家は裁判所からの要求によって定数不均衡是正にむしろ反対の態度をとること、(2) 無投票で当選した政治家のみ市民からの要求で是正賛成の態度をとることの 2 点を明らかにしました。

日本選挙学会の選評では、議員に対して実験を行った方法論的特長が高く評価されました。また、本研究の知見は、裁判所や市民からの要求は政治家が選挙不正・操作を是正することにはつながりにくいことを示しており、なぜ選挙不正・操作が世界中で広く維持されているのかに対する答えを与えています。

関連サイト

(法学研究科、研究推進課)