受賞者
経済経営研究所 准教授 髙槻 泰郎
受賞日
2020年6月受賞/翻訳化決定、2022年5月翻訳版刊行
受賞名
令和3年度対日理解の促進に資する書籍の翻訳出版事業
業績名
高槻泰郎 著『大坂堂島米市場—江戸幕府VS市場経済—』(講談社、2018年出版) の英語翻訳版

Yasuo Takatsuki『The Dojima Rice Exchange -From Rice Trading to Index Futures Trading in Edo-Period Japan-』(translated by Louisa Rubinfien, Japan Publishing Industry Foundation for Culture 2022)

概要

経済経営研究所の高槻泰郎准教授が2018年に講談社より刊行した書籍『大坂堂島米市場—江戸幕府VS市場経済—』が、内閣府「令和3年度対日理解の促進に資する書籍の翻訳出版事業」に選出され、この程、英語版が電子版 (Kindleなど) でリリースされました。

内閣府では、2014年度より、政府広報予算において、海外の有識者、メディア関係者をはじめ、様々な層に対して日本の魅力を積極的に発信すべく、日本の多様な書籍を英語に翻訳し、出版する事業を行っています。文化のみならず、政治・外交・思想・社会・科学技術・自然科学など幅広い分野におけるノンフィクション作品を英訳・発信していくことで、より深い日本理解の促進を図っており、対象書籍は民間有識者による選定委員会にて決定されています。

高槻准教授の上記書籍は、世界初のデリバティブ取引市場として知られる、江戸時代大坂の堂島米市場を取り上げた書籍で、2020年度に当該事業に採択され、5月2日に電子版が先行リリースされました (紙媒体の刊行は2022年9月)。