工学研究科電気電子工学専攻の大西鮎美助教がMIT Innovators Under35 JAPAN 2022に選出されました。

MIT Innovators Under35 JAPANは、米国マサチューセッツ工科大学 (MIT) のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワード『Innovators Under 35』の日本版として開催され、世界的な課題解決に取り組む若手研究者の発掘、支援を目的としています。

3年目となる今年度は350名以上の候補者の中から「コンピューター/電子機器」「ソフトウェア」「輸送 (宇宙開発)」「インターネット」「AI/ロボット工学」「通信」「エネルギー/持続可能性」に、「医学/生物工学」を加えた全8分野から35歳未満の起業家、研究者、活動家が14名選出されました。

また、大西助教は今年度の全受賞者の中から協賛企業が特に注目する受賞者に贈られる特別賞「ISID賞」も受賞しました。

概要

大西助教が研究しているのは、ウェアラブルデバイスで日常的に五感をセンシングし、疲労度に応じた制御やサービスの提供を可能にするシステムです。人間の疲労時の五感の感覚特性を疲労時五感とよび、その感覚特性の解明と疲労時の五感拡張装具を開発するプロジェクトを進めています。

さらに、ウェアラブルデバイスの普及のボトルネックとなっている、電源供給の課題解決にも取り組み、衝撃発電シューズを用いて、充電なしで行動を認識できるシステムを開発しています。その他にも、日常生活におけるさまざまな課題をウェアラブルデバイスの進展によって解決しようと挑んでいます。

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