神戸大学は2026年5月28日、科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の枠組みにおいて、ドイツの先端材料研究所である「ECOMAT(Center for Eco-efficient Materials and Technologies)」との間で連携協定を締結しました。

本調印式は、ドイツ・ブレーメン州の航空宇宙関連企業団の来日に合わせ、神戸市の企業とのビジネス交流の深化を目指してアンカー神戸にて開催されたイベント内にて執り行われました。式典には、ブレーメン州首相のアンドレアス・ボフェンシュルテ氏、ECOMAT会長のフーベルトゥス・ローナー氏、神戸市副市長今西正男氏、および本学の藤澤正人学長をはじめとする多数の関係者が出席し、今後のグローバルな連携強化を誓い合いました。

あいさつする藤澤学長 

協定調印に先立って、藤澤学長から、本学がCOI-NEXTにて推進する「ナノコーティングが再生する環境未来都市共創拠点」を通じて、国際的な産学連携を強力に推進し、地球規模の課題解決と新たな産業革新を牽引していく決意が表明されました。また、先端材料分野における世界屈指の研究開発拠点であるECOMATと本学との連携は極めて意義深いものであるとし、このパートナーシップが、ブレーメン、神戸、そしてより広い国際社会の持続可能な発展に貢献することへの期待が示されました。

その後、本プロジェクトのプロジェクトリーダー(PL)を務める大学院工学研究科の杉本泰准教授から、開発した革新的な「ナノ粒子塗料」の航空宇宙産業への応用に関する今後の展望を語り、大きな期待を表明しました。

 

 

杉本准教授による発表
ECOMAT会長のフーベルトゥス・ローナー氏(左)と藤澤学長(右)

 

今回の協定締結により、神戸大学とECOMATは同塗料の航空機応用の検討を開始します。本技術がもたらす航空機の性能向上や環境負荷低減は、次世代の航空宇宙分野をはじめ、様々な産業分野において極めて重要な役割を果たすとして、国内外から注目を集めています。また、COI-NEXTで開発する光触媒や熱発電ナノ材料・デバイスも同分野への応用を念頭に開発を進めます。

神戸大学は、今回のECOMATとの協定締結を契機に、国際的な産学官連携をさらに加速させます。先端材料技術の社会実装を通じて、持続可能な国際社会の発展と地域経済への貢献を目指し、今後も研究開発に邁進してまいります。

式典出席者による集合写真

 

(学術・社会共創機構学術基盤部門学術推進部、企画部広報課)