2026年11月6日、神戸大学六甲ホールにて「神大ウィーク(DAY3)」を開催しました。 

神大ウィークは、11月4日(水)~11月6日(金)の3日間にわたり、本学の最先端研究や若手研究者の活躍を学内外へ強力に発信する一大イベントです。3日目となる本日(DAY3)は、学内教職員や企業関係者を中心に、学内外から多くの方にご来場いただきました。

博士進学を考える学生のためのキャリアイベント

午前には、「博士進学を考える学生のためのキャリアイベント」を開催しました。

本イベントは、学部生・修士学生が博士課程進学を具体的な選択肢として考え、博士課程修了後の多様なキャリアパスや博士人材の価値について理解を深めることを目的に開催されました。本イベントには、博士進学を考える学部学生・修士学生をはじめ、博士人材の採用に関心を持つ企業関係者や、博士学生の支援に携わる学内教職員など、学内外から約80名が参加しました。

冒頭では、玉置 久理事・副学長が「博士課程という選択肢」と題して講演を行いました。講演では、グローバル社会で活躍する博士人材の重要性や、本学の博士人材育成・学生支援の取組について紹介され、参加者に対して博士課程進学の意義や可能性が示されました。

続いて行われた博士学生ショートトークでは、神戸大学の博士後期課程に在籍する経営学研究科 菊池百々帆氏、理学研究科 竹内 愛斗氏、医学研究科 鈴木 暖佳氏の3名が登壇し、それぞれの研究内容や博士課程進学を決めた経緯、研究生活の魅力や苦労、将来のキャリアについて紹介しました。参加した学生たちは、先輩たちの体験談に熱心に耳を傾けていました。

企業ピッチでは、博士人材を積極的に採用している住友化学株式会社およびパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社の担当者が登壇し、企業における博士人材への期待や活躍事例について紹介しました。企業では、博士号そのものだけでなく、博士課程において培われる研究への姿勢や課題発見・解決能力、自ら考え行動する力が高く評価されていることが紹介され、参加者にとって将来のキャリアを考える貴重な機会となりました。

その後のパネルディスカッションでは、博士学生、企業関係者、教員がそれぞれの立場から博士課程進学の意義や博士人材の魅力について意見を交わしました。博士課程で得られる経験や能力、社会で求められる博士人材像について活発な議論が展開されました。質疑応答では、博士課程への進学理由や研究生活、就職活動との両立、留学経験、企業における博士人材の評価などについて多くの質問が寄せられ、活発な議論が展開されました。参加者は博士課程進学や将来のキャリアについて理解を深め、自身の進路を考える契機となりました。

機器共用シンポジウム

午後には、神戸大学コアファシリティセンター主催「機器共用シンポジウム」を六甲ホールおよびホワイエにて開催いたしました。

本シンポジウムは、センターが保有する先端分析機器の共同利用の推進と研究成果を発信するとともに、ひょうご神戸研究基盤共同利用機構(HKK)を通じた地域機関との連携強化を図ることを目的として企画したものです。学内の教職員・大学院生・学部生に加え、近隣大学・高専、機構加盟校、企業など学外から約80名が来場しました。

第一部では、田中克志センター長の開会挨拶に続き、機器分析、アイソトープ、極低温、加速器、動物機能解析の5セクションが、それぞれの機器共用の取組事例や設置機器、今後の展望を紹介しました。各発表後には会場から多くの質問が寄せられ、機器の利用方法や共用の在り方をめぐって活発な議論が交わされました。

第二部のポスターセッションでは、大学院生による先端分析機器を活用した研究成果(過去の若手フロンティア研究会受賞者も含む)の発表に加え、センター技術職員・専任教員による7セクションの機器紹介のポスターが掲示されました。和やかな雰囲気のなか、各ポスターの前には終始多くの参加者が集まり、発表者と参加者が分野や立場を越えて熱心に語り合う姿が見られました。研究成果と機器利用を具体的に結びつけて紹介したことで、共用機器の有用性を参加者に強く印象づける機会となりました。

第三部では、ひょうご神戸研究基盤共同利用機構(HKK)の幹事機関より、兵庫県立大学社会価値創造機構 研究企画コーディネーターの石原嗣生様、兵庫県立工業技術センター次長(技術調整担当)の平瀬龍二様、理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)連携促進コーディネーターの青木高明様にご登壇いただき、放射光施設を核とした研究基盤の共用、研究機関における機器利用の取組、共用体制の整備状況などについて、最新の情報をご紹介いただきました。
また、本学コアファシリティセンター(先端共用部・共用戦略部)からは、先端共用機器を活用した試作・製造に係る外部利用の取組や、SimpRentを活用した学内外共同利用の推進など、本学における機器共用の取組について報告しました。全体を通じて、多彩な取組や事例が紹介され、ディスカッションでは、機関の枠を越えて現状の課題や今後の連携の可能性について、率直かつ活発な意見交換が行われました。地域の研究基盤を担う関係機関が一堂に会し、互いの取組や課題を共有できたことは、大変有意義な機会となりました。最後に、若林伸和副センター長による閉会の挨拶が行われ、シンポジウムは盛会のうちに閉幕しました。

本シンポジウムは、学内外における機器共用への関心の高さを改めて示すとともに、センターの取組と研究成果を広く発信する機会になりました。

ポスターセッションの様子
兵庫県立大学 石原 嗣生 氏
兵庫県立工業技術センター 平瀬 龍二 氏
理化学研究所生命機能科学研究センター 青木 高明 氏

最終日を迎えた本日は、全プログラム終了後にバンケットを開催しました。登壇者や聴講者、関係者が一堂に会し、それぞれの視点から意見を交わすなど、和やかな雰囲気のうちに「神大ウィーク」の全日程を締めくくりました。


【DAY1、2の様子】
11月4日、5日に開催されました神大ウィーク(DAY1,2)の様子はこちらから確認ください。

(学務部 学生支援課、学術研究・社会共創推進部 研究推進課)